銭 湯 解 析
金剛湯 (調査:H17.05.05) | |
足:近鉄御所線・JR和歌山線「御所」駅下車、五条方面行き奈良交通バスに乗り、「小殿」バス停下車、東へ坂を上って徒歩約10分。 全景 |
営業時間: 17時30〜21時30(3〜5、9〜10月) 18時〜21時30(6〜8月) 17時〜21時30(11〜翌2月) 第1・3日曜休 入浴料:100円 住所:奈良県御所市大字栗阪223−2 電話:非公表 御所市に5カ所ある共同浴場の1つ。 正式には栗阪共同浴場という。 バス停を降り、旧道の坂を上っていく途中に「金剛力酒造」というなかなか男らしい名前の酒造会社があったが、あいにくお休み中で残念、今度近くに来たときには立ち寄ってみようと思っていたら、向こうに煙突が見えてきた。たぶんそこだろうと歩いていけば、ありました。 夕焼けに映える山間の集落の真ん中にそびえ立つ一本の煙突。。。素晴らしいです。 外観は田舎の銭湯って感じ、とてもいいです。 暖簾をくぐれば、ん!?番台に誰もいない。。。とちょっと焦っていると、先に入っていたお客さん達がわざわざ出てきてくれて料金やお金は勝手に番台に置いて風呂に入るんだよ、などなど親切に教えて下さったのには本当に感謝した。せっかくお風呂を愉しまれている最中に邪魔に入ったようですいませんでした。でも本当にありがとうございました。 脱衣場は普通な銭湯の感じであるが、ロッカーには扉はあるものの鍵は付いていなかった。そういえば下足箱にも鍵は付いていなかった。 浴室はそれほど広くはないが、楕円形の浴槽が真ん中に一つだけある超シンプルな構造。みんな浴槽を取り囲んで体を荒いながら談笑している姿は今はほとんど見ることのできない日本の原風景を垣間見ることが出来る。 また天井の湯気抜きから射し込む夕陽がなんともほんわかとしていてゆっくりと湯を愉しめた。 洗い場は、外壁沿いにはカランのみであったが、仕切壁沿いには固定式シャワーが付いていた。 ただ、バスの時間が迫っていたので、村のみなさんともしっかりと先程のお礼もそこそこに慌てて出たので、ちょっと申し訳なくて。。。今度はゆっくりと入ろうと思う。 風呂上がりのドリンクは置いていなかった。ここは半公設の施設なので仕方ない。 また、ここは一般の銭湯とは違って住民のために地域で運営している共同浴場であるので、外来である我々はあまり迷惑をかけぬようマナーの徹底に心がけて湯を愉しんで欲しい。 |
評価:★★★★☆(の上) コメント:もっとのんびりといたかった。。。 山間の静かな村と一体化した素晴らしき浴場。 |