銭 湯 解 析

栄湯 (調査:H17.03.19)







足:JR和歌山線「五条」駅下車、南西へ徒歩約10分、商栄会商店街西端。



 

道に標識もあるのでわかりやすい。
営業時間:17時〜21時30、
 6の倍数日休
入浴料:330円
住所:奈良県五條市須恵1−11−15
電話:07472−2−3169

旧き良き銭湯密集地・五條の内の一つ。
道から少し奥まったところにあり、そのたたずまいがなんとものんびりとしていていい。
玄関には、

 

と木の表札が出迎えてくれている。
暖簾をくぐれば、なんと左に90度曲がったところに入口がある、このように旧い建築では珍しい。
番台で入浴料を支払って脱衣場へ、室内は少々改装されてはいるが、木彫りで漢数字の扉のロッカーや、見事に彫られた仕切壁などなかなかに昔の名残もあっていい感じである。また山本集さんの「赤富士」の絵が掲げられていた。聞けば以前にテレビの収録で訪れたそうで、記念に置いて行かれたそうだ。描かれている立派な富士山のように栄湯さんもますます栄えていってもらいたいものである。
脱衣場と浴槽の間は広い湯気抜きスペースがある、ここも相当に旧い建築であると窺わせてくれる。
浴室に入ると、室内は広い目で天井も高くゆったりとしている、浴槽は真ん中にメイン(浅・深)浴槽にの奥にジェット&気泡風呂がある。気泡風呂は泡の出るところがちょうど凹んでいて体がスッポリと入ってちょうどいい。また浅い目の浴槽には壺を肩にかけた裸婦像が置かれていた、普通、銭湯に置いてある裸婦像はビーナス像など西洋風のモノが多いが、こちらのは東洋風で髪も7・3分けとこれまた面白いタイプである。
洗い場は周囲をカランが並び、固定式シャワー付き。
のんびりと湯を愉しんで脱衣場に戻り、ふと横を見ると、


 

「明日有ります」の掲示が。また来ます。

風呂上がりのドリンクは、ラムネ(100円)とオロナミンC(110円)と缶コーヒーがあった。

湯を愉しんでラムネも飲んで、さぁ行こうか、と外に出ようとすると、


 

夕陽に映えた玄関の光景に、言葉も無くただただ感動。よかった、ここに来て。
また来ますね。
評価:★★★★★
コメント:少々改装はされているが、旧き良き銭湯。
     東洋風湯女像は必見かも。


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