銭 湯 解 析

旭湯 (調査:H17.03.19)







足:JR和歌山線「五条」駅下車、南西へ徒歩約15分、五條市役所を目印に行くと良い。



 

煙突も浴室も煉瓦造り、すごい。
営業時間:16時〜21時、
 4・10・16・22・28日休
入浴料:330円
住所:奈良県五條市本町1−7−31
電話:07472−2−3184

旧き良き銭湯密集地・五條の内の一つ。
ふらふらと近づいていくと、ほんわかな雰囲気が素晴らしい。玄関上部には、

 

と木の表札が出迎えてくれる、期待を胸に暖簾をくぐれば、

 

なんとも立派なタイル画、旭湯をもじっているようだがとても素晴らしい。番台で入浴料を支払って脱衣場へ、室内は小ぶりながらも立派な格天井、仕切壁や周囲は木のぬくもりを感じられるくらいに歴史を感じる。そして脱衣場と浴室とは別棟、これも旧い木造銭湯の特徴である。
また、湯は

 

にて常にキレイなようだ。
浴室はメイン(深・浅)浴槽のみのシンプルな構造、浴槽の奥には大黒様が鎮座され、そこから湯が湧き出ている。また湯はじっこう湯(薬湯)であった。
また浴室内の壁の上部を散り囲む飾りタイルがこの建物の歴史を感じさせてくれる、残念ながら撮影は出来なかったが、一見の価値はある。
また天井の湯気抜きには金網が張られていた、たぶん鳥が入ってくるのを防ぐためだろう。
洗い場は外壁沿いにカランが並び、固定式シャワー付き。
のんびりと湯を愉しんで脱衣場に戻り、ふと横を見ると、

 

「明日あります」
との掲示が、また来ます。
あとで女将さんに聞けば、ここは昭和13年に建てられたそうであるが、息子さんも会社勤めだし一人で切り盛りしているのであと何年かねぇ、と溜息混じりに語っておられていた姿を見るに、もっと頑張ってほしい気がした。


風呂上がりのドリンクは、ラムネ(100円)とオロナミンC(110円)があり。
評価:★★★★★
コメント:旧き良き銭湯。
     女将さんもこれからも元気に頑張ってほしい。


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