銭 湯 解 析
太子の湯 (調査:H18.06.04) | |
足:近鉄吉野線「飛鳥」駅下車、飛鳥駅と橿原神宮前駅とを結ぶ奈良交通バスに乗り、「健康福祉センター前」下車すぐ。 または飛鳥駅から徒歩約25分、明日香小学校の南。 前景 |
入浴時間:10時〜21時、 月曜(祝日なら翌日休) 入浴料:大人500円 シャンプー・ボディソープ常備。 住所:奈良県高市郡明日香村大字立部543−1 電話:0744−54−5550 URL:http://www.asukamura.jp/tachibana/ index.html 明日香村にある村営の福祉施設。 正式名称は「明日香村健康福祉センターたちばな」というが、「太子の湯」の名の方が知られている。 飛鳥駅からバスを使うと便利、村内を循環して橿原神宮前駅へと向かうこのバスは、村内の超有名な名所旧跡の前を通るので乗っているだけでもなかなかにいい。あとレンタサイクルもあるが、意外と村内は坂が多くてアップダウンが激しいので結構しんどいみたいだ。やはりのんびりと歩くのが一番いいかも。 歩いて一汗かいたら、サッパリと「太子の湯」へ向かうのもオススメである。夜の9時まで入浴可能なので便利であるし。 私は行きは歩いて行ったが、途中に高松塚古墳があったりして駅の近くにすごいなぁ、と思いながら歩くと到着。外観はめちゃ立派!建物の脇には立派な庭園もあり、大きな池には噴水が涼を誘い、鯉が楽しそうに泳いでいる姿に思わず感動してしまう。 施設の周囲には このようなのぼりがはためき、誘われるままに行くと池の奥に直接「太子の湯」の入口がある。 でも引き返して建物正面から入ってみることに、入ってすぐに靴箱があって館内はスリッパに履き替えるようになっているが、みんな靴は靴箱に入れずにそのまま縫いで置いてある。たぶん村内の方々の利用が多いのだろう。 館内はこれまた広くゆったりとしている。その一番奥に太子の湯がある。 入浴ゾーンに入ると券売機があり、入浴券を買って受付に渡し、さらに奥へ。 今日は「大海人(おおあまと)の湯」が男性、「讃良(さらら)の湯」が女性となっており、男女浴室は週毎に交替するそうだ。 私は男なので「大海人の湯」へ。 脱衣場は旅館風な感じで、ロッカーは100円のデポジット式。 自動ドアを越えて浴室へ。室内は奥に広く、青色を基調にした室内はとても落ち着いた雰囲気で、奥の湯気抜きから陽光が射し込みあたかも海の中にいるようで、とてもいい。 浴槽は真ん中に大きな楕円形のジャグジー式の浴槽と奥に半円形の浴槽がある。昔は人工海水を使用していたようだが、今はどちらも白湯(真水)であった。また入口横にはサウナと水風呂もある。 でも、落ち着いた雰囲気の中でジャグジーに当たりながらのんびりしているのはとてもいい。歩いてきた疲れがじんわりと癒されていい気分だ。 洗い場は入口横とくの字に曲がった浴室の奥にあり、カランは温度調節可能でホースシャワー付き、またシャンプー・ソープも常備されているので、ハイキング後も心配ご無用ではある。 ちなみに「讃良の湯」は開放的な造りで外の庭園を眺めながら檜風呂でのんびりと湯を愉しめるそうだ。今度はぜひこちらにも入ってみたいものである。 公営施設ではあるがあちこちにはためくのぼりや、サービスの内容を見るに、随分と営業努力を行われているようだ。近鉄の駅に置かれているハイキングマップにも載っていることからも、村内外から多くの利用者があることを物語っている。 風呂上がりのドリンクは受付横に休憩スペースがあり、自販機が置かれている他、1階に喫茶コーナーもあって「古代米」の定食など面白いメニューも楽しめる。 |
評価:★★★★★ コメント:隠れた飛鳥の名所。 ハイキングの帰りに是非お立ち寄りを。 |