銭 湯 解 析

日新湯 (調査:H17.06.25)







足:JR関西本線「法隆寺」駅下車、かしの木台行きの奈良交通バスに乗り、「東安堵」バス停より北へ徒歩約7分。
「総合センターひびき」の北裏。
営業時間:16時〜22時、日曜休、祝日営業
入浴料:150円
住所:奈良県生駒郡安堵町東安堵557−1
電話:非公表

安堵町に唯一ある共同浴場。
バス停を降りると、目の前には町役場に消防署にお役所関係の建物が建ち並び、なかなかの威容である。しばらく北に歩くとこれまた大きく立派なな施設、総合センターひびきが見えてくる。その裏に日新湯さんがある。
外観はそれら建物群よりはこぢんまりとしているが結構立派である。
入口横の券売機で入浴券を買い、フロントで渡して内に入る。ロビーは広々としているが一応男女別々に仕切られているのは珍しい。
そして脱衣場にはいると、ロッカーはコインロッカー風であるが別にお金は入れなくても鍵は閉められるようになっている。またトイレは最新型のオートタイプ、うーむ、私の家にも欲しいぞ(笑)。
浴室に入って驚いた。室内は広く落ち着いた感じで、浴槽は奥にメイン((深・浅)浴槽(ジェット装置付き)と入口横にスチームサウナがあるのみの普通な感じだと思っていたが、実は奥にもう一つあり、立派な温水プールが。。。いや、よく見たら大きな歩行浴槽ではありませんか!
いやぁ、こんな贅沢な歩行浴槽は初めてみた。湯温も42度といい感じで、みなさん楽しそうにほいさほいさと歩かれている。私もしばらく歩いてみたが、これがまた水中を歩くので抵抗が大きくて結構体力を使うのである。なのでちょっと疲れたので出ようとしたら、先に歩いていた年輩の男性から「もう出るんか?ワシなんか毎日200周はしとるぞぉ。」って。うわ、すごいっす。完璧に負けました。。。
また、天井の形状も面白い。メインの浴室はイギリス風食パンのように山が2つあるような形の屋根に湯気抜きが備えられている、また壁の上部はガラス張りとなっており、上手く採光されているので室内も明るく保たれている。そして、歩行浴槽のある部屋も別に湯気抜きが備えられている。
洗い場は温度調節可能なカランが並び、ホースシャワーが備えられていた。で、このシャワーの口が面白く、どれも拡散して湯が飛び出るので、なかなか集中的に洗えないが、広く洗うには便利である。

ドリンクは置いていなかった。ここは半公設の施設なので仕方ない。冷水器は浴室への入口の横に置いてあった。また外に出ると対面に自販機があるので、そこで買い求めるのもよい。

また、ここは一般の銭湯とは違って住民のために地域で運営している共同浴場であるので、外来である我々はあまり迷惑をかけぬようマナーの徹底に心がけて湯を愉しんで欲しい。
評価:★★★★
コメント:歩行浴槽、面白い。
     シンプルながらもいろいろ楽しい浴場である。


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