銭 湯 解 析

  大物新温泉 (調査:H15.03.27)







足:阪神電鉄本線・西大阪線「大物」下車、南東へ徒歩約3分。
<現在、廃業されました(H17年秋確認)>

営業時間:15時30〜23時、第1・3土曜休
入場料:340円、貸タオル20円
住所:兵庫県尼崎市大物町1−7−13
電話:06−6487−0526

阪神本線と西大阪線との分岐点である大物駅、さぞかし立派な町並みだろうと期待して訪れたが、立派なのは駅の構造物だけで、駅ビル内のショップは全滅し、駅前も惨憺たる有様に逆にびっくりしてしまった。
しかし、それにもめげずに頑張っている銭湯はこちらである。

外観は写真の通りなかなかいい面構えだ。なにか重厚さを醸し出しているのがいい。暖簾をくぐれば、靴脱ぎ場の奥にMの字になっており、入るとすぐに番台と面向かいになる構造は、なかなかいい趣向である。
脱衣場は鏡台がある他は普通な感じであったが、浴室内はすごくきれいな感じがよい。浴槽は中心部にメイン(深・浅)浴槽から奥に電気・ジェット・気泡と広がり、右奥にはスチームサウナ、右側手前には水風呂あり。
しかし、ここの特徴としてはメイン(深)浴槽に手すりと階段が浴槽の外から内にまで設けられており、足の不自由な方や高齢者にも配慮しているのがいいと感じた。こういったのは公営の共同浴場にはたまに見られるが、民営の銭湯には珍しく、これからの銭湯のモデルケースの一つといえよう。
浴槽の湯温はそれほど熱くいはなかったが、清潔で湯量も豊かなのがいい。
カランは固定式シャワー付で一部には手すりが設けられている。

風呂上がりのドリンクは、マスカットソーダ(60円)、シーホープ(緑・白)・パレード(コーヒ・ミルクセーキ)・みかん水・レモンスカッシュが各70円、バヤリースオレンヂ・コカコーラ・三ツ矢サイダーが80円、牛乳がメグミルク。。。などなど瓶ドリンクの板倉食品と大川食品がズラリ並んでいるのはドリンク好きにはたまらないであろう。
評価:★★★★(の上)
コメント:これからの銭湯のモデルケースの一つ。
     いろいろなヒントがここには多く隠されている。


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