銭 湯 解 析
六甲おとめ塚温泉 (調査:H15.09.20) | |
![]() 足:阪神本線「石屋川」駅下車、国道2号線を越えて北東へ徒歩約5分。もしくはJR東海道(神戸)線「六甲道」駅下車、南西へ徒歩約8分。 |
営業時間:6時~25時、無休(正月も営業) アカスリタイムは13時~24時30 入場料:340円、サウナ340円 アカスリ・マッサージなどあり(別料金)。 メンバーズカード(30回入浴で1回無料)あり 住所:兵庫県神戸市灘区徳井町3-4-14 電話:078-851-2228 URL:http://www.yuasobi.net 駐車場3カ所(50台分)あり 神戸の数ある温泉銭湯でも中でも光っている存在だ。 駅を降り国道裏の閑静な住宅街の中にほのかに漂う湯の香りに導かれればこの大きくな建物が目の前にあらわれる。 玄関脇には湯の源泉成分表が掲げられており、泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)、泉温は41.1度、湧出量480L/minと書いてあり、期待に胸膨らませながら暖簾をくぐった。 料金を支払うとガラガラしてね、といわれたのでやってみれば、4等の30円引き券をくれた。聞けば10周年キャンペーン中とのことで嬉しいことなのだがこの30円引き券、飲食コーナーでの使用のみなのはいいのだが「牛乳や自販機では使用不可」と書いてある。風呂上がりのドリンクを楽しみとしている私にとっては出鼻をくじかれたようでちとがっかりしてしまった。もっとがんばっていいのを当てれば良かった。 それはさておき、気を取り直して脱衣場に。脱衣場は一般的な広さであるがひっきりなしに多くの客の出入りがあるので少々狭く感じる。これ嬉しい苦言か。 服を脱ぎ、浴室へと思えばいきなり階段、そう、ここは1階が脱衣場で2・3階が浴室という構造となっており、階段を上がって2階がローリング(全身気泡)バス、リラックス(ジェット)バスにエステ(強力ジェット)バスがあり、こちらは一般水を使用。なお、エステバスの水深は120cmと深いので入るときはご注意をば。 そして3階へ上がると、薄褐色の温泉水があふれんばかりのメイン浴槽に露天風呂(水風呂も露天にあり)、サウナ(有料)がある。メイン浴槽の奥部には電気風呂も併設されている。特に露天風呂は広くて開放感あふれ、そして湯も常にかけ流しでどんどん溢れては流れ去っていくのは本当に嬉しい。なんとも贅沢な湯の使い方に私自身、湯に酔ってしまったくらい。いやぁ、いい湯でした。 また、階段の途中にアカスリ・マッサージコーナーの告知が貼られていたが「アカスリ・インドエステ」なる文字に目がいってしまった。いったいどんなインド的アカスリが体験できるのか?体験された方、こっそりと教えていただけませんでしょうか?他にも各種コースが2600円から12000円の間で幅広くある。しかし、銭湯気分で1万2千円とは面白いが何とも強気な、と感じたのは私だけだろうか。 あと、サウナ料金も入浴料と同額というのもちょっと強気のあらわれか。今のご時世、強気な商売をしないと生き残ってはいけないのはよくわかるが、強気は客に対して発するのではなく、こういった銭湯に訪れる客の単価に見合った料金設定をもう少し考えてもいいのでは?別に入浴料を下げて、と言うわけではなく、サウナ料金と含めて500円玉ワンコインとかのキリのいい料金にすればもっとサウナなどの利用も増えるのではないかと思う。 風呂上がりには牛乳は大山シリーズ(牛乳・カフェオレ・バナナミルク)に各種自販機がある。また飲食コーナーも併設されておりソフトクリーム(150円)、各種うどん(400円)、おにぎり(150円)、カレーライス(470円)にビールやおつまみなど揃っている。 私もごたぶんに漏れず、大山カフェオレを飲みながら飲食コーナーでのんびりしていると、フロントで常連客らしい方々が次々にスタンプカードのようなモノを出しては印を押してもらっている姿を見つけ、フロントに尋ねてみると、すっごくイヤそうな顔をしながらしぶしぶとカードを出してきたのにはちょっと不快であった。常に客の多いここはちょっと強気になりすぎて客への細かい配慮がおろそかに大名商売へとならんことを切に望むものである。 せっかくのすばらしい施設と温泉、更なる精進を。 |
評価:★★★★☆ コメント:湯も浴槽も申し分無い。 ただ、細かい配慮が欠けていたところに厳しく評価した。 更なる精進を。 |