怪しきモノたち


怪しきモノたち・その235 ミソラー








店情報

「紫金城」

大阪市生野区新今里3-10-26
電話06-6751-8844
営業時間 11:30~翌2:00
月曜定休
(日本語メニューもあり)

2階では30名ほどの宴会可能。

先日、大阪は生野区の某所を歩いていたところ「紫金城」という名前の中華料理店を発見したのであるが、どうも怪しげな雰囲気を醸し出している。(「紫禁城」でなく「紫金城」なのだ)

入ろうか入らざるべきか、と考えていたところ、店の上部にある電光掲示板に目が釘付けに!


 
 中國東北口味


 
 韓國式中華


 
 日本式


 
 ミソラー麺


なに「ミソラー」?
これは気になる、ミソラー。

しかし夕食を食べた直後だったので、泣く泣く店に入るのは断念したが、旧満州風・韓国風・日本風と一度に3種類の中華料理を味わえるお得さに、これは近々訪れなければ、と思っている。

そして「ミソラー」も。

先日、「ミソラー」こと「紫金城」へ友人達と突撃してきました。

不夜城と化した今里新地の中で、ひときわ怪しげな電飾でぼんやりと輝くこの店は我々の心をさらに興奮させてくれる。

店内に入ると、普通の中華料理店と言った感じの店ではあるが、聞こえてくる言語は日本語一切なし!でもそういう雰囲気大好きの我々には全く問題なく、片言の普通語や韓国語でメニューを確認してくるので店員の小姐も「この人たち、日本人?」と怪訝そうに我々を見ている(笑)。

びっくりしたのは、日本語併記メニュー(韓国式&日本式中華)と中国語メニュー(東北口味)の2種類
があり、それぞれの料理が違っていることだ。

韓国式炒飯に日本式炒飯の違いは?
その韓国式炒飯にも「炒飯」「泡菜(キムチ)炒飯」とあるがその違いは?
韓国式中華の中に「うどん」「あんかけうどん」とは?
東北口味にはもちろん「炒蚕蛹」や「狗肉」もあるし。。。(焦)

しかしその中で最も目に引いたのが中国語メニューにっかれていた


 羊肉火鍋
 (食べ放題90分間 二人以上)


の文字。。。マスターに尋ねてみると、肉と野菜を好きなだけ食べて下さいとのこと、これは食べねばならぬ、と早速4人分を注文。
するといきなり出てきたのが、


 

次々と運ばれてくる
山盛りの羊肉!



写真に収めきれないほどの羊肉と野菜の量に我々は驚いた、これに出汁用の海鮮が山盛り一皿ついて一人前たったの1800円は安い!

鍋も火鍋とはいえあっさり目で先に入れた海鮮類の出汁が損なわれないように工夫されているところがなんともにくい演出である。そして野菜や羊肉を鍋にくぐらせ、特製の味噌と香菜とネギを薬味にいただくとこれまた絶品!さらに我々を驚かせたのが、どんどん運ばれてくる羊肉と野菜&豆腐が山盛りの皿。。。もう他に何も中温することが出来ずに我々は腹一杯で。

そして「ミソラー」こと「味曽拉麺」を注文。


 


しばらくして出されたミソラーは、見た目はふつうの味噌ラーメンではあるが、味わってみると明らかに日本の味噌とは違うのだ。それにのっけられた炒め物も、シナチクとモヤシとチャーシューを炒めてある。シナチクの炒め物って懐かしい。。。たしか済南から北京へ乗った列車内の食堂車で食べた記憶があるくらいだ。しかもチャーシューがめちゃ美味いんです。。。

 こ、これは美味い!

どう考えても日本の味噌ラーメンではないが、これはこれでなかなかイケる。

羊肉とミソラーに満足した我々は、ゲフといいつつこの店を大満足に後にしたのであった。

味が本場よりもアイルどなため、マスターに聞いてみると、マスターは父親が韓国人で母親が日本人、若い頃にアメリカに住んでいて中国東北部出身の奥さんと一緒になって、ここ今里で中華料理店を開いたという、もうオープンして2年と言い、そしてひっきりなしにかかる出前の注文になかなかに人気点であることを実感。知らぬは我々日本人ばかりなり。

マスターも気さくで明るい好人物で、オミヤゲにメニュー表までくれ、いま、これを打ちながらメニューを
涎垂らしながら眺めております。
気になる料理がてんこ盛り。。。また食べに行こうと心に誓っております。


んで、怪しき今里情報。
「ミソラー」を確認するまでには至らなかったのではあるが、この店の真向かいになんと、


 

 ひばり


と言う店が堂々と営業中!
「ミソラー」と「ひばり」。。。なかなかな相乗効果でこの今里を盛り上げてくれている(笑)。

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