怪しきモノたち


怪しきモノたち・その198 原材料:バッター






先週、近くの百貨店で九州大物産展が行われていたので昼食がてら美味しそうなモノを探しに行ってきました。

ありますあります、美味そうな山海の珍味が山盛りのお出迎えに、見ているだけで私の胃袋も「早くぶち込んでぇ~っ!」と悲鳴をあげております(笑)。

私は大分の「とりめし」に宮崎の「うなぎ重」と共に長崎の「鯨カツ」なども買いまして、豪勢なランチに大満足!

そして食べ終わって、鯨カツの包み紙を何気なく見ていてビックリ、それは。。。


 

 原材料:鯨肉(南氷洋・・・・・・・
 
バッター

 

 
バッター?

私には最初「バッター」の意味がサッパリ分からず、一体これは何なのか、と想像してみた。

 このバッターとはもちろん「打者」のことであり、
 大きくて固い鯨肉を、甲子園を沸かせたという元
 プロ野球選手がバットにて柔らかくなるまで叩き
 のめす。。。それはもう現役の大選手ですら逃げ
 出すほどに辛いモノであるが、この叩きのめすこ
 とにより繊維質を柔らかくして下味をいい具合に
 馴染ませ美味しい鯨カツをつくる ためにも彼ら
 の血と涙は無駄ではないのだ。。。

バッター、こんなにも鯨肉と密接であったとは!

と、そんな妄想はさておき、本気で「バッター」とはなんぞや? と、調べてみたのですが、普通に「バッター」で検索してみたところ、とてつもなく多くの野球ネタに埋もれた情報の中をかきわけてやっとのこさ探し当てました。

どうやら、フライ物を作る際に具とパン粉をつなぐモノであるらしく、またの名を「バッター粉」ともいい、小麦粉やライ麦粉でできているようです。
ま、具に卵黄を付けて粉を付け、という面倒くさい課程を一つ省くことが出来るのは作り手にとってはなんとも嬉しい限り。
それが「バッター」と呼ばれていたとは知りませんでした。
どうも欧州の言葉らしく、オーストラリアでも普通に使われているそうです。

ちなみに、旺文社シニア英和辞典(四訂版)によりますと、

 
batter【名】(牛乳・卵・小麦粉などの)こねもの

とありました、なるほど。

参考までに下のリンクも紹介しておきます。
http://www.hakuchou.co.jp/mix.htm

他にこんなのも。。。「玉子たっぷりバッター」って、変な想像しちゃうじゃないか(笑)。

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