怪しきモノたち


怪しきモノたち・その124 孫の一言





今回、画像は
ありません。

昨日の昼過ぎ、遅い昼食をとろうと、ある食堂に入って野菜炒め定食を注文し、待っていたときのこと、そこの大将のお孫さんだろうか、3・4才くらいの女の子が店に入ってきて「ただいまー!」と元気よく一言。

なんともほのぼのとしたいい光景じゃないですか、だから下町の大衆食堂っていいんだよなぁ、って思っていたら、以下の言葉のやりとりに。。。


大将
「おかえり、おなかすいたかー? 何か作ろうか?」

女の子
「いらない。」

大将
「どうした? じゃ、玉子焼きでも作ったろか?」

女の子
「おじいちゃんの美味しくない。ママのがいい。」


その女の子の言葉に、店内にいた私を含めて3人の客はピタ、と固まってしまったのは言うまでもない。

あのー、お嬢ちゃん。
俺が今から食べようとしているのは、その大将が作るモノなんですが。。。しばらくして大将が持ってきた目玉焼きを乗せた野菜炒め定食になかなか箸がいかないのですが(汗;;

でも腹が減っているし、せっかく注文したので勇気を振り絞って口に入れてみる。。。ん、美味しいじゃないか!
目玉焼きも白身はカリカリでも黄身は半熟で、これをつぶして野菜炒めに絡めるとまた美味いのなんの!

きっと大将の作る「大人な味」の料理よりも、彼女にとってはママの手で作ってくれる料理の方が美味しいのだろう。

でも。。。すんごく気になる、ママの味。

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