怪しきモノたち


怪しきモノたち・その59 大ロシア




先日の某オフ会で話題となった「スパ玉」ことスーパー玉出ですが、そこで売られているパンのことを話したら信じてもらえなかったので、その証拠を今回アップ。これが、


 
大ロシア


そう「ロシア」は山崎製パンさんから売られている関西ではかなりメジャーなパンであるが、普通にロシアパンは大きい(長さは約24p)のに、更に巨大な
『大ロシア』というパンも存在していたのである。

手に取ると非常にデカくて重い、そして怪しい。(笑)
けど、このパン、「スーパー玉出」でしか見たことがないのですが。。。


「スパ玉」「大ロシア」。。。奥が深い。



>なぜ「ロシアパン」?

気になったので、山崎製パンのお客様相談センターへ電話してみたところ、

「もともとロシアで採れる麦はグルテン質の少ない『ライ麦』が多く、それでパンを作ると楕円形のパンが出来てしまうそうで、それが戦前に日本に入ってきたこともあって、楕円形の大きなパンを『ロシアパン』と名付けたということです。今は小麦で作っているので形と大きさのみの名前で白くて柔らかいんですよ。」

とのこと。
知らなかった。。。ハイジも今の時代の日本に生まれてくればいっつも「白パン」食べ放題だったんだね(涙)。

けど、ロシアパンの説明をされていた担当の女性の声がとっても嬉しそうだったのが印象的でした。
普段はクレームやら苦情やらいろいろ詰られて大変なんだろうなぁ。
本当にありがとうございました、担当者さん。

それはさておき、調べていくと、どうも「ロシアパン」は東日本ではあんまり存在を聞いたことがありません。なぜなんでしょ?
逆に、関西人で大戦前後の世代の方々はかなりの方が「ロバのパン」とともに「ロシアパン」を懐かしく語られるんです。やはり当時、東洋一の港・神戸、そして商都・大阪とロシアがなんらかの関係があるのでしょうか?
戦前の大阪・神戸からは満州へ向かう定期航路も多かったようですし。

さらに謎は深まるばかりです。

 →次に進む
 ←前に戻る
 
怪しきモノたち・トップに戻る
 怪しきモノたち・001〜100へ