サンゲリア
ZOMBI 2
伊 1979年 91分
監督 ルチオ・フルチ
脚本 エリザ・ブリガンティ
出演 イアン・マカロック
ティサ・ファロー
リチャード・ジョンソン
オルガ・カルラトス
アウレッタ・ゲイ
初めて観た時は「なんじゃこりゃあ?」と思ったものだが、改めて観ると、その後に量産されたゾンビもの(『ゾンビ3』とか『ナイトメア・シティ』とか)に比べれば遥かに良心的であることが判る。しかし、私はこれを『ゾンビ』と並べることは出来ない。
その理由は、サメだ。
どうしてサメとゾンビが戦わなきゃならんのだ?。この珍シーンを観るたびに私の頭の上には大きなクエスチョンマークがゆらりゆらりと漂うことになるのだよ。
それから「ここはスペイン征服軍の共同墓地らしい」ってなんやねん?。スペインがカリブ海に遠征したのは16世紀の話だぞ。その400年前の屍体がなんで今ごろ蘇んねん?。
「よお土に戻らんと原形を保ってたなあ!」。
と、私の頭の上には大きなビックリマークが漂うことになるのだよ。
それから、汚いんだよなあ、この映画。ウジやらゴカイやらで。
というわけで、フルチの名を世に知らしめたという意味で重要な作品には違いないが、私の中ではいつまで経っても『ゾンビ』のバッタもんでしかないのである。
註 そんな「ゾンビ3』とか『ナイトメア・シティ』でも『ゾンビ99』とか『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』とかに比べれば遥かに良心的であることが判る。下を見ればキリがないのがこのジャンルの特徴だ。
↑まぶたを閉じた方がいいと思う。
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