ジョー・ピスコポのアメリカの夢 米 1976年 77分 |
いろいろと謎の多い映画である。 次に、どうして「アメリカの夢」なのだろうか?。ここで繰り広げられるギャグはシモネタか差別ネタかのどちらかだ。巨大なチンポコを見上げて「見てよ!。スゴーク大きい!」と叫んだり、浜辺でラビ(ユダヤ教の司祭)を見つけて「ジューズ!(ユダヤ人だ!)」と叫んだり(『ジョーズ』のパロディのつもりらしい)、これが「アメリカの夢」では情けなくなる。 しかし、どうしてアメリカ人がこの手のパロディ映画を作るとシモネタや差別ネタばかりになるのだろうか?。しかも、思いっきり程度が低いんだなあ、これが。ファックとかディックとかシットとかを連呼していれば観客が喜ぶと思っている。 テリー・ギリアムとそっくりな切り抜きアニメーションが多用されていることから、本作がモンティパイソンの影響下に作られたことは明らかである。『モンティパイソン・アンド・ナウ』の線を狙ったコント集であるが、笑えるものはほとんどない。どうしてこんな映画が我が国でビデオ化されたのか?。そして、どうして私がこのビデオを持っているのか?。まったく謎の多い映画である。 最後に一つだけ褒めとこ。 註1 ジョー・ピスポコは『サタデー・ナイト・ライブ』にエディ・マーフィーと共に出ていたコメディアン。他には『ゾンビコップ』ぐらいしかない。 |
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