草祀りの神様
レンタルという方法があります 
 御蔵島ではレンタル(\2,000-/1日)ができます。マスク・スノーケル・フィンは各¥500/日


夏に行くならウエットスーツは不要
 夏しか御蔵島に行かないのであれば、ウエットスーツは不要です。日焼けやクラゲから身を守るには、ラッシュガードや長袖のシャツを着るなどがよいでしょう。慣れてくるとイルカを潜っていて海底で体を擦ることも考えられます。日焼け防止にはホームセンターで販売してる作業用手袋などが便利です。御蔵島のイルカウォッチングのガイドさんも使用しています。
 また10月までは水温が23~26℃あるので、船から上がったらすぐ体を拭き、ベンチコートを羽織るという手間をかければウエットスーツを使用しなくてもすごせます。水との一体感は確かに素肌に勝るものは無いです。ただし夏以外で雨が降っている日や、風がある日などは、ウエットを利用されることをお勧めします。(「水温と対策」のページもご参考に)

購入する場合はどのくらいで元が取れるか計算を
 最近はウェットスーツの生地が進化してきており、柔らかくて伸びるので、体によく合います。安いもので1万円程度からあります。ダイビングをする場合でもほとんどフルオーダーのスーツを作る必要がなくなってきました。
ただし既存サイズがどうしても心配な場合にはウェットスーツ工房で直接作ると安上がりになります。ジェノバ工房 :ウエットスーツ職人さんによるフルオーダー専門のウエット工房です。専門の職人さんが作られてこのくらいの値段ですので、皆さんが購入されるときの価格の目安とされるのに参考してくださいね。 
 
既製品のウエットスーツが合うなら安く済みます(つるしの場合)

 既製品の物でサイズが合う方の場合は安く購入することができるでしょう。レンタルをする回数を考えて、購入しても採算が取れそうでしたらこうした安いつるしのウエットスーツを購入するという方法があるかと思います。比較的安く購入できることでよく知られているところは以下があります。(あくまでも一例です)。5mmのワンピース、手足首ファスナー付き、両面ジャージでで\15,000~\18,000程度です。(「水温と対策」のページもご参考に)


mic21
SONIA
AQROS

お勧めのウエット仕様
もし購入するとしたら・・・。
ウエットスーツの種類 : ワンピース 
生地の厚み  : 5mm (3mmだと寒く感じる季節もあります。)
生地の種類  : 外面はオペロン、内面はリペルサーモetc.、内側のスキン生地面にコーティングのあるもの。
              (但し最も丈夫なのは両面オペロンです。レンタルや既製品サイズの場合は両面ジャージが多いです。)

デザイン    : (黒単色というのがベーシック)
その他      : 両手首、両足首のファスナーはあったほうが着易いです。
ウエットスーツの種類
形状はいろいろ
1.ワンピース 
 長袖タイプで最も一般的。御蔵島でウォッチングシーズンを通して使えるのがこのタイプで5mmの生地のものだ。水温が低いところで潜るときは、フードベストを中に着ると伊豆半島あたりの海でも5月くらいから12月まではダイビングにも十分に使える。5mm厚のワンピースのみだと20~21℃程度までが限界。水温の低い御蔵島の春は、最低限この5mmワンピース以上の保温力が必要だ。水温が20~21℃程度だと、できれば中にフードベストの重ね着をした方が快適に過ごせる。

2.ツーピース
 袖なしのワンピース(ロングジョン)と長袖の上着(ジャケット)を着るタイプ。ワンピースよりもやや保温性がありますが、水温の基準はワンピースと同程度と考えておいたほうが良いでしょう。
3.シーガル
 半そでのワンピース。水温20~21℃程度での利用はきつい。夏以外の雨の日などのウォッチングでは寒い。
 2003年GWに御蔵島に行った方が、ウエットを購入しようと思って事前に都内のダイビングショップに行き、シーガルを薦められたそうだが、御蔵島では当然、シーガルでは寒くてNGとなりレンタルしたなどということがあった。ダイビングのインストラクターであっても年間を通した御蔵島の海を知らない人がほとんどだ。アドバイスなども参考程度に聞いておく程度にしよう。
4.フードベスト
 袖なしベストとフードが一体になったもの。水温が16℃程度までなら、フードベストと5mmワンピースとの重ね着で十分泳ぐことができる。夏場以外では、これを5mmワンピースの下に着ていた方が体力の消耗を防ぐことができる。フードとベストが一体型のため、首から水が浸入しにくいので暖かい。真夏は水着にフードベストだと快適だ。秋の場合も、ウエットスーツがどうしてもという方は、上下ともラッシュガードの下にこれを着て泳ぎ、ボート上ではカッパやコートを羽織るという方もいます。
  
5.スプリング
 半そで半ズボンのもの。名前はスプリングですが、真夏用と考えておきましょう。
 夏でも7月くらいですとまだ寒いので、特に船の上ではカッパなどを併用するなどの対策をとりましょう。(5月や6月の御蔵島ではこれですと大変寒く感じます)
厚みは主に3種
5mm(5WOJ/5WJ/5OJ/5J)
 標準的な厚み。御蔵島のドルフィン・スイムの場合はこれでほぼ十分。ただし5月ころの事前練習を伊豆周辺で行う場合は、これだけだとかなり寒い。21℃位を下回ったら3mmフードベストを併用すると良い。16℃位までは3mmフードベストと5mmワンピースでダイビングもできる。

3.5mm(3WOJ/3WJ/3OJ/3J)
 日本では、8月下旬から9月上旬までの水温が高く水深が浅いところを潜るときに便利なタイプ。熱帯の海外リゾート地でも15m程度を超える場合は5mmを使用した方が良い。5mmウエットスーツの中に着るフードベストに使用する生地としての使用が一般的。

6.5mm(6.5S/6.5J)
 最も厚い生地伊豆周辺で冬でも十分に潜れる厚み通常はこの生地で作る場合は、年間を通して、冬でも潜れるツーピースの「ロクハン・カブリ」を作る場合が多いでしょう。両面スキンで作ると水はけが良いため水から上がっても暖かいが、裂けやすい。片面ジャージにすると十分な強度になる。
材質を選ぶ
●素材生地
 ネオプレーンという生地を使います。ネオプレンゴムを発泡状にし平らな生地にしたものです。

●表面繊維生地
1.両面オペロン(記号:WOJ)
 ポリウレタン系合成繊維(オペロンは商品名)をウエットスーツの外面と内面に張ってあるタイプ。最も丈夫で長持ち。これが標準的な仕様。オペロン自体は下着などにも使用されている実績があり、肌触りが良い。

2.片面オペロン(記号:OJ)
 ポリウレタン系合成繊維をウエットスーツの外だけ貼ってあり、内面は黒いゴム肌が出ている内面スキン。両面オペロンよりも強度は落ちる。ただし内面の水はけが良く、海から出た後、体が冷えにくい。また泳いだ後、裏返しにして干せばあっという間に水がはけて内面が乾きます。その為、一度脱いでまた着る時にも快適です。更に内面のスキン生地にコーティングを施した内面リペルサーモもある。内面スキンよりも丈夫になります。

3.両面ジャージ(記号:WJ)
 ナイロン系合成繊維(ジャージ)をウエットスーツの外面と内面に貼ってあるタイプ。耐久性はオペロンが上。肌の弱い方の場合、ナイロンは体にアレルギー反応が出る場合もあるので注意が必要です。若干安い。

4.片面ジャージ(記号:J)
 ナイロン製合成繊維をウエットスーツの外面にだけ貼ってあるタイプで、内面はネオプレーンの黒いゴム肌.価格が安くて手頃です。

5.両面スキン(記号:S)
 ネオプレーンのゴム肌が外面、内面ともに露出しているタイプです。最も安いが爪などに引っ掛けると裂けてしまうので取り扱いには注意する必要があります。但し、表面も内面も水はけが良いため、水から上がった際にも気化熱で熱が奪われることが少なく、また水はけが良いため水から上がった際の暖かさが全く違い、とても暖かいです。耐久性がもっともないですが、最も暖かいタイプです。


デザイン
 研究者とドルフィンウォッチャーとで異なるかもしれない。イルカはエコーで水中のものを探る能力をもっているが、いつもこれを使っている訳でなく、視覚依存は大きい。イルカに見つからないように、静かに観察するには黒いウエットはイルカからの視認性が落ちるので良いとされるが、青い色は黒よりもイルカの視覚では認識しやすい。逆にイルカから早く見つけて欲しい人は、御蔵島の暗い海に映える白や黄色などを好んで使っている場合もある。その場合はイルカの方が近づいて来るまで待った方が良いだろう。遠くからでも視認性が良いものを身に付けている場合は、イルカからも発見されやすいので、遊びたいイルカはすぐ来るが、遊びたくないイルカはすばやく回避行動を取るからだ。
ウエットスーツの役割を考えよう
1.保温効果
 空気と水の違い : 水の熱伝導率(0.59[W/m・K])は、空気(0.026[W/m・K])の22.7倍ですので、体温36.5℃の人が裸で冷房の効いた20℃の部屋に1時間居て奪われる体の熱は、なんと20℃の水の中ではたった2分38秒で同じ熱が奪われる計算です。ダイビングの講習なではおそらくこのように「熱伝導率」で習ったはずだ。(ダイビングのテキストもそう書かれてしまっている)。空気と水の放熱現象の比較をする場合は、本当は「熱伝率」ではなく「熱伝率」で放熱計算を行う。この場合、実は水の熱伝達率は空気の約100倍となっており全く侮れないのだ。
 ウエットスーツと素肌の違い : ウェットスーツにしても素肌にしても、相手は水で熱伝率はほぼ同じ。放熱の計算するにはゴムの熱伝導率の問題となると思いきやそうでもない。ネオプレーンの生地の中に空気層(ボイド)があるが、ここでもゴムから空気への熱伝率はとても低い(水の約1/100)。そこでネオプレーンゴムの内部で放熱が抑制されているのだ。さらにウエットスーツの生地と素肌の間に、体熱で温まった温水が滞留するので暖かい。(サイズがあってないと温まった水が流れ出るので暖かくなかったりすることはある。)
 
保温の仕組み : 海に入ると、まずウエットの中にも水が入ってきます。この水は体温によって暖められ、皮膚とウエットスーツの間に体温と同じ温度の水の層を作ります。この水を(1)ウエットスーツ内に滞留させ、(2)この水の温度を上記のように空気層を持つネオプレーンゴムによって放熱を妨げることにより、暖かく居られます。

2.体を保護する
 海に入ると皮膚がふやけます。水中では皮膚は簡単に破れてしまい、出血してしまいます。波打ち際で石や岩に体を擦ってしまうだけで大きな傷ができた経験が皆さんにもあると思います。長時間海にいる場合はとくに水温が低くなくても体を守るために何かを着る必要があります。深く潜る人に良く見られるのは、御蔵島ではイルカと泳いでいる時に気づかずに海底の岩に背中や腕を擦って怪我をすることがあります。ウエットスーツはクッションの効果もありますので衝撃を緩和したり、怪我の予防に効果があります。強い日光の下では、日焼け防止にとても便利な他、クラゲなどから体を保護することができます。2007年6月にはクラゲが大発生し、ウォッチング中に刺された人もいた。

3.浮力を確保する
 発泡状のネオプレーンゴムでできているウエットスーツは、空気の粒が沢山入っているので浮力があります。つまりウエットスーツを着ていると、体が浮きやすくなります。逆に潜る時にはウエイト(重り)が必要で、重りをつけて潜りやすくします。つまり緊急時に浮力が必要な時はウエイトを捨てるだけで大きな浮力を得ることができます。これは安全性に大きく寄与します。 ウエットスーツの水面時の浮力計算は次の通りです。

 
浮力=浮力A-重量B
 
浮力A=(生地厚[mm]/1000×総面積[m2])×1000×(比重=1)
 
重量B=(ウエットスーツ重量[kgf])

4.その他
 水中ではみんなマスクをかぶっていますので、誰だかわかり難いですが、ウエットのデザインやフィンの色の違いで、誰であるかを識別することが多いです。