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スダジイの巨木(伊奈佐の森)
南郷に行く途中の道に何気なくあるこのスダジイです。木の中ものぞいて見ましょう。南郷のオオジイも大変大きいですが、枝振りの立派さでいうと、この伊奈佐のオオジイは全く負けていません。
スダジイの実(どんぐり)は縄文時代から日本で食用とされてきました。
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イヌマキ
(稲根神社巨樹の森)
海に近い湿気の多い森などで見られます。開花時期は5月頃です。写真は稲根神社拝殿の境内にあるイヌマキです。昔、桶を作る材料としてイヌマキが使われていました。 |
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オオタニワタリ
(南郷巨樹の森)
シダの仲間で、樹木に着生している植物です。沖縄、台湾に多く見られます。海に近い湿気の多い林などで見られます。葉は中央部が窪んでいて、水を溜めるのに好都合です。(写真は南郷の大ジイに着生したオオタニワタリ2000/june) |
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ハチジョウグワの巨木
(南郷巨樹の森)
御蔵島はかつて養蚕が盛んな島だったことは意外に知られていませんが、蚕の餌としてクワが重宝されました。島のお菓子として有名なホウロクヤキも養蚕と共にもたらされたお菓子です。ところでハチジョウグワは伊豆諸島固有のクワ。島桑の中でも特に御蔵島の桑は、金色に輝くので幻の銘木と言われています。日本に近種はなく、モンゴルのクワに近いとされています。この大クワは大ジイに行く途中に見ることができるでしょう。実は食べることが出来ます。
(2000/june) |
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ミクラザサ〜ミクラコザサ(鈴原湿原)
御蔵島の山頂付近は海からの強風に晒され続けてきました。その為、風を多く受ける大きな植物は淘汰され、また生き残った植物は独特の進化を辿ります。鈴原湿原や御山のミクラコザサは、この環境に適用するために背が伸びなくなりました。 |
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ミクラコザサ(鈴原湿原)
背の低いツゲが頭を出す。遥かには三宅島。ツゲも強風の為に背が低く、斜めに伸びています。 |
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シマテンナンショウ(3〜4月)
(川田の沢)
御蔵島の照葉樹林の中に生えているサトイモ科の草。御蔵島では芋を「ヘンゴダマ」と呼び、これをつぶしてヘンゴダンゴをつくり食用とします。シマテンナンショウはハチジョウグワと同様に日本には近種がなく、中国に近種があります。伊豆諸島形成の一つのなぞがこのシマテンナンショウにあります。
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アシタバ(ふれあい広場)
伊豆諸島や三浦半島に自生する多年草です。ビタミンが多く含まれており、食用として御蔵島では畑で栽培したりします。御蔵島の里の道にも何気なく生えています。バンガローに泊まった人は、バンガロー脇でこれを採って食べることができるでしょう。(御蔵島バンガロー脇で撮影) |
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