CASIO EXILIM EX−F1 静止画テスト   その4  −ISO関連色々−
        

1/2.3型1000万画素が主流なコンデジの昨今(2008年春時点)、EX-F1は1/1.8型600万画素(CMOS)と 久しぶりに微細化に逆流した撮像素子を載せています。
解像感ではちょっと当てが外れた感じ(CMOSだからか高速型だからか?まあ、普通以上とは思うので良しとしてます)ですが、感度はどうだ?
コンデジのベース感度がISO 50付近になってしまってから久しいですが(フジのハニカム機除く)、 EX-F1は久しぶりにベース感度がISO 100の機種だったりします。

同一シーンを各ISO値で撮ってのサンプル画像は、某ITニュース系のサイトで定例でおこなわれているのでここでは割愛します。
実際撮ってどうなの?って視点で。

テスト用に使った画像の無加工画像は ここ に置いてあります。
シャッター優先モード
リクエストが有りましたので、シャッター速度優先でISOオートの時、 どこまでISOが上がるかをテストしました。

ちなみに、EX-F1のISO設定は
オート/100/200/400/800/1600
と、1600までです。

シャッター優先モードで1/400、ISOはオート設定で10数枚適当に撮影して、 焦点距離毎にF値、ISO値がどうなったかをまとめたのが以下の表です。


その焦点距離で可能な範囲で絞りを開いて、足りなければISOを上げるようです。
結果はISOは400まで上昇。
備考欄でアンダーとした画像は相当アンダーなんですが、800には上がりませんでした。

ちなみに、SS=1/60でも同様のテストをしましたが、同じ傾向なので省略します。

表だけでは何なので、ISO値が200以上になった画像(アンダーの2点+αを除く)のサンプルを。
表の一番下の奴は画像があんまりなので・・・

左側はリサイズのみ。右側は等倍の部分切り出し
「※n」は、上の表の備考欄と対応してます。

※1 ISO=250 中央重点測光
※2 ISO=400 中央重点測光
※3 ISO=200 スポット測光
※4 ISO=320 スポット測光
ISO値400までは十分実用的と感じています。 100と比べれば違いはある訳ですが、縮小前提ならほとんど気にならないでしょう。


ペットモード
ベストショットモード(所謂シーンプログラム)に色々沢山のシーンが設定されていて、 この中に「ペット」なるモードがあります。 マニュアルには数種のシーンに対してしか説明がなく、 それぞれのシーンの説明はカメラのヘルプを見るしかないのですが、 鳥を撮るにいいのかな?と思い試してみました。

・フォーカスエリアのモードが自動追尾になる
・フラッシュがオートになる

色々撮ってみましたが、このモードだとISOが800まで上がりました。 と言ってもフラッシュがオートなのでISOが上がる前にフラッシュがポップアップするんですが。。。
2100UZ、100RS、550UZは全部フラッシュは物理スイッチで開かない限り強制発行に設定しても光らないのですが、 この機種はフラッシュオートだと、シャッター半押しで自動で「ポンッ」と開いてしまう。 シーンセレクトした後で発行禁止に切り替え出来るんですが、禁止したらISOは800まで上がりました。 800以上には上がらない模様です。
上限400までで早めにISO値上げてSSを稼ぐなんて動きなら素晴らしいのですが。。。
ちょろちょろ動き歩くセキレイとかに良いかなと思った自動追尾も微妙で、 主にテレ端で撮る鳥撮りには向かないようです。コンティニアスAFの方が良さそう。 ワイドよりで動きがさほど早く無いようなペットを取るにはいいのかも。。。


ISO=800 ベストショット(ペット)、フラッシュ発行禁止
手ぶれでブレブレになるよりはましですが、積極的には使いたくない感じ。

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