プロローグ1(月を撮ってみたら)
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スコープとカメラ(3030Z)の接続が出来た段階で、月を撮ってみました。
ヘッポコ三脚使用では固定しようとすると月がフレームアウトしてしまうので、
手持ちで撮影に挑戦。
3030Zでは背面の液晶見ながらになるので、どうしても顔からカメラを一定距離離す必要があり、
のばしきった左腕でスコープの約1kgを支える形なります。
その結果どこかに寄っかかるにせよかなり無理な体勢で、フレームに入れるのも一苦労です。
というか、入れられません。(ちゅーか、そもやってる事が無茶)
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KOWA664ED+TSE-17HB+C-2100UZ
F:2.8、SS:1/650
f:9mm (35mm換算で約49mm)
TSE-17HBが25倍なので計1200mm
トリミング・レタッチ有り
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既出のようにアダプターリングを52mm径にしたので、
49-52mmのステップアップリングがあれば10倍君を接続できます。
カメラを2100UZに交換してみたところ、
ファインダーを覗けて右脇が締められるのでカメラ側のブレは大分押さえられるし、
月をフレームインさせるのも随分楽になりました。
楽になったとはいえ、1kg超のものを上に持ち上げての撮影なので、それなりに
手ブレは有り、十枚ほどとって一番ブレの少なかったものが左の写真です。
テレ端では25倍のアイピースとの組み合わせは250倍と長距離砲になりすぎるのと、
シャッタースピードを稼ぐ為、この月はほぼワイド端で撮っています。
四隅がかなりけられているのですが、撮ってる物が物なので全く気になりません。
解像度や収差に関しては「なかなか良いなぁ」というのがこの時の印象でした。
※ 事前のテスト結果から、
ワイド端で結構ケラレ、ズームしていくと何故かケラレは激しくなり、
ほぼ中間で最悪(針の穴を覗くよう)になり、そこからはケラレは現象して、
テレ端でほぼワイド端と同程度のケラレに戻ることがわかっていました。
また、テレ端では極端にシャッタースピードが落ちます。
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プロローグ2(鳥を撮ってみたら)
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何度か3030Zでデジスコにトライしてみて、三脚等現在手持ちの道具ではシャープに撮るのは難しく、
道具を買い足したところでどっしりと腰を落ち着けて撮るようなスタイルにはなじめないだろうなぁと、
次の一手を考えていたところで先の月の写真を思い出しました。
「ケラレを気にしなければ、3030Zで撮るよりは結構お気楽で撮れるんじゃない?」
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KOWA664ED+TSE-17HB+C-2100UZ
F:5.0、SS:1/800
f:7mm (35mm換算で約38mm)
TSE-17HBが25倍なので計950mm
サムネイルは縮小のみ。
クリックでトリミング・レタッチ画像。
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で、C-2100UZ+スコープ+TSE-17HBをフィールドに持ち込んで、いろいろ撮ってみました。
前述の理由でカメラはワイド端、アイレリーフが25倍なので計25倍。
見た目は仰々しいですが、倍率は2.5倍のテレコンを付けているようなものです。
ケラレは凄いですが、カメラ側がワイド端の為か中央部の画質はかなりいい!
それに3030Zを使ったデジスコらしい組み合わせよりも、遙かに気楽なスタイルで撮れます。
天気が良く慎重に撮れば、十分手持ちでもいけそうです。
また、ケラレも3030Zのワイド端に比べれば遙かにマシです。
ケラレには悩まされますし、その大きさ重さから常に装着というわけにもいきませんが、
テレコンではちょっと寂しいという距離の時は十分実用に耐えそうな感じです。
トリミングが大前提なので、150万画素の100RSでは寂しく、2100UZ専用になりそうですが。。。
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そんなこんなを試しているうち、
オリンパスから新しいテレコンTCON−17が発売されるというニュースが。。。
写真を見たら、オークションで手に入れたB−300と見た目がそっくり。
オークション市場で価格が暴沸したB-300に比べ、実売価格は1.2万円程度とリーズナブルになりそうな気配。
ちょっとでもお気楽撮影したい私の頭の中で、
「B-300とTCON-17を連結すれば2.9倍だ…」と悪魔の囁きが響きます。
(テレコン連結のレポートは、そのうち別のページで。)
結局この後すぐ、「なんちゃって写真館」の先輩諸氏に背中を押され、
クローズアップレンズを接眼レンズに使用した10倍君デジスコで、
ケラレの無い世界へと突入(やっと!?)する事になります。
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