還暦記念の富士登山に成功
木原さんの
長年出張で新幹線を利用し快晴の日には車窓からの美しい富士山・頂上の測候所のドームがキラリとひかる姿を眺めながら、
「60歳になる前・体力のある間に一度は登ってみたいなぁー」
と思っていましたが、ハイキング同好会の皆さんも以前に一度登って折られる方が多くなかなか実現しませんでした。
富士山は“一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿”と言われるとの事で、
なかなか二度登ろうという方が少なく、今回やっと静岡支店の皆さんが昨年に続き富士登山の企画をしてくれて参加が適いました。
2003/9/5
しかしこれからの約6時間の登頂、ヘッドランプに照らされた道の一部を見つめながら亀のごとくゆっくり・ゆっくりの登り、次の山荘の明かりがほん近くに見えてもなかなか到着しません。
やっと到着しての少しの休憩、息を整え水分とエネルギーを補給、多くの同好の士がそこで仮眠をしていたり、高山病で倒れていたりと夜間登山の雰囲気を感じながら登頂を続けました。
8時過ぎから山小屋での夕食で噂のとうりカレーライスでしたが、空腹には味わう余裕のない量でまだ食欲はありましたが、ビールは一口で控えました。
この山荘での約4時間の仮眠は私には高山病対策として非常に効果があり、寝覚めはすっきりしていました。
深夜1時に出発・・満点の星空に流れ星、火星が何処か解かりませんでしたが、星がこんなに多く空にあるのかと今更ながら感動しました。
当日(8/22)は夕刻富士宮口コース新五合目(2400m)に到着し、支店の皆さんと合流してPM5時30分頃出発し約2時間掛け新七合目“御来光山荘(2780m)”に到着しましたが、この間やはり空気が薄いのか少し急いだだけでも心臓が早鐘を打ち身体がふわっと宙に浮くように感じることがあり、これが高山病かなと思う事が何度かありました。
朝4時半頃九合目山荘(3400m)で休んでいる時、東の方の山裾が少し明るくなり始め数分ごとに美しい縞模様の光の帯びが段々と明るくなり、この御来光の光の芸術に感動しました。
そこから又2時間明るくなった登山道を一歩・一歩山頂へ近かずき、ついに7時前に山頂“浅間大社”に参拝し、念願の富士山頂(3725m)に立ちました。
快晴の山頂はそれほど寒くなく、明るい太陽に照らされた荒涼とした山頂の風景・火口はやはり日本一の火山だったのだなぁとの印象を強く受けました。
頂上で2時間ほど休み、約5時間半の下山はさらに注意が必要で足腰に大きな負担が掛かりますのでストックをうまく使い降りはじめました。
暫くして小生の靴の底がはがれるトラブルに見まわれ難儀しましたが、皆さんのサポートのお陰で無事下山できました。
この富士登山では周囲の多くの人々の期待(途中で多分ギブアップするだろうとの?)を裏切り成功できたのは支店の若手のサポートと私と同じ富士登山初めての人(佐藤さん)との励まし合いと天気に恵まれたことです。
その後多くの人に写真をお見せしながら、感動の富士登山をお奨めしておりますが
皆さん異口同音に
“一度は登って見たいんだがなぁ・・”と仰いますが???。
小生でも出来ました。
是非チャレンジ下さい・・それだけの感動があります。
<意欲満々・五合目にて>
<色々サポート頂いた皆さん>
<間もなく、待望のご来光が>
<感動の頂上で>