1/20(日) 【日曜日の楽しみ】
 何故か日曜日はアッという間に過ぎていってしまう。今年は、大野クンにあやかって、ちょっと私も勉強の年にしよう、いろいろ本も読んでみようと思うのだが、何故か、アッという間に過ぎていってしまう。

 で。決意したのが、今まで、なかなか熟読ならぬ熟視することができなかった“大河ドラマ”への挑戦。いつも大河ドラマは家中のTVで家中が見てるのだが、なぜか、よく分からないまま終わってしまっていたのだ。
 何故、こんな決意をしたのか。

 1つは、あまりにも歴史音痴なのであります。
 でも、合戦の場面で旗を見ただけで、誰が構えているのか分かったらそれはそれは楽しいだろうな・・・と思ったりする。歴史に通じていれば、日本中どこへ行っても、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれない・・なんて思うのだ。

 2つ目は、ずっと前から応援している俳優さんがとてもいい役で出演しているのだ。香川照之氏。
 デビューしたてのころ、素の香川氏をなにかの番組で見ることがあって、もの凄く頭の回転のいい人だな!って思った。ニシキともドラマで共演したりして。ファンと言えるほどではないけれど、いい俳優になって欲しいな・・・ってそのときから思ってたのです。。
 秀吉ストーリーは今までに幾度もドラマ化されてきたけれど、脇からスポットをあてたこのドラマ、香川氏が秀吉を上手くわかりやすく表現してくれるのではと楽しみにしています。
 
 3つ目は、・・きっと、これが一番の要因なのだが・・、語りのアナウンサーさん。阿部渉氏。このお方、暮れの“紅白”で白組の司会を務められた方なのであります。
 実は、ワタクシ、このお方の“あの涙”にえらく感動してしまったのだ。
 それまで、出過ぎず、邪魔にならず、まるで黒子のように、必要最低限の言葉で淡々と曲紹介をしてた阿部アナウンサー。きっと河島英吾さんの大ファンだったのでしょう。“堀内孝雄さんが河島さんの歌を歌います”と紹介するときから、ちょっと目を赤くしてらっしゃたのですが、堀内さんの大熱唱に大感激なさったのか、とうとう、言葉を詰まらせちゃったのです。その後は、どう考えても鼻水ズルズル声。これが何とも言えず最高だったのだ。
 白組優勝の要因は、この方の徹した司会ぶりと、フッとみせたあの“素”のお顔にあるのではと思いました。白組優勝が分かった瞬間、跳ね上がんばかりに歓喜して黄色いボールを会場に投げる。優勝旗を手にするときのあの嬉しそうなお顔。深々と歌手の方達に頭を下げるその後ろ姿。徹底したプロの司会ぶりのその向こうにどれだけの熱い想いがあったのか。なんだかズシ〜ン!と私のハートに響いたのでした。

 ワイドショーで、紅白の話題が出るたびに「アナウンサーのことは出てない?」と騒ぎまくり、「民放は無理じゃぁないの?」とあっさり片づけられ、「どこに出てたんだっけ?」と探しまくってたところ、なんと、大河ドラマのナレーションでお会いできたのでした。
 さすがさすがのナレーション。どんな声だったのかも覚えていないほど自然だ。言葉がス〜ッと画面に吸い込まれていく感じ。プロのすごさを感じさせられる瞬間です。

 まずは、8時から総合で見て、ストーリーを楽しむ。そして、10時からもう一度、BSで見る。ナレーションをじっくり味わうのだ。そして、できればもう一度土曜日の再放送を見る。
 休日の新しい楽しみだ。