宇宙戦士バルディオス映画版レビュー


第1回「出会い」

ストーリー

 放射能汚染の激しい「S1星」という名の星から物語が始まります。
 一人の若者が燈台で海を眺めていた。かつては青く美しい海であったが、放射能汚染により、今はその面影はない。若者の名はマリン。彼はそんな海を見て、再び昔の青さを取り戻すことはないのかと心の中でつぶやいた。
 マリンがふと横を見ると、一人の若い女性がマリンと同じく海を見ていた。その表情はどこか寂しげであった。やがて彼女はマリンの横を通り過ぎ燈台を後にした。

感想

・すべてはここから
 映画版冒頭シーンですが、映画版の中で特に印象に残っているシーンの一つです。マリンとアフロディア。会話こそありませんが、この二人が好きな私としては大満足です。アフロディアも素顔だし。
 ラストシーンでまた触れますが、ラストシーンの燈台はおそらく、この燈台でしょう。

・アフロディアのファッション?
 このシーンでのアフロディアの私服姿ですが、プロの方がデザインされています。アニメなので素敵だなと感じるのですが、実際に生身の女性が着た場合、着こなすのが難しそうな気が。

・マリンのセリフ
 マリンは海を見て、再び昔の青さを取り戻すことはないのかと言ってましたが、こうなると、海が青かった頃のことを知っているような感じです。もっとも、地球=S1星なら、そんなことはないはずですが(たとえ、父親から聞かされていたとしても)。

・この燈台は大丈夫なのか?
 最後に突っ込みを一つ。この燈台は放射能対策が万全なのでしょうか?。放射能汚染前に建てられたはずなので、外気が侵入するのは防げないのでは?。TV版を見ていた人ならおわかりのように、S1星では人々は放射能汚染を逃れて地下での生活です。放射能汚染がひどくなったからと言って、燈台の放射能対策工事はやらないと思うが。
 すいません、夢のない突っ込みをしてしまいました。しかし、これもバルディオスならではのもの。


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