エラ・クインシュタイン(声:加川三起(TV版) 此島愛子(映画版))
地球側の防衛組織「ブルーフィクサー」の女性科学者です。彼女は地球の頭脳といっていいほど、優れた科学者であり、また常に冷静な判断で月影長官を補佐し、地球の危機を度々救っています。マリンの乗っていたパルサバーンを改造し、バルディオスを誕生させたのも彼女です。
非常に優秀な女性科学者
毎回、彼女の活躍には頭が下がる思いです。S1星人であるが故か、時には暴走しがちなマリンをうまく導いたり、時々に応じてメカを開発したり。極めつけは、コンピューターより正確な計算ができる。普通の人はコンピューターが出した結果を鵜呑みにしがちだと思うのですが。
まあ、大人の女性としての魅力もあったせいか、作品を御覧になった方は、ジェミーより印象深く残っているのではないでしょうか?
博士も人間
いつも冷静で的確な判断を下すクインシュタイン博士ですが、第7話「愛の墓標」や第29話「地球氷河期作戦」では、かなり動揺した彼女が見れます。今までの事象と違い、かつての恋人が敵にまわったり、教え子に愛を告白され、かつ、死んでいくのですから。
デビット
第29話「地球氷河期作戦」で自分に愛を告白してきた、かつての教え子であるデビットに対し、午前1時にドアのカギは開いていることを告げます。この時の彼女の気持ちは?デビットの愛を受け入れたということなのでしょうか?それとも、死んでいく教え子に対し、最後の望みをかなえてあげようということなのでしょうか?どちらにしても、非常につらかったと思います。身近な人が明らかに戦いの中で死んでいくことがわかっているのですから。戦時中の女性も、午前1時うんぬんは無いにせよ、つらい心境は似たようなものだったのでは。
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