〜”叱る”って、こーゆーこと！？〜

私が怒っていても、相変わらずいつものノンキな顔〜
性格が、必要以上にぼーっとしているプラム☆
「怒っているのが伝わった！！」っと思えるまでには、長い時間がかかりました

後で思えば、簡単な事だったんですけどねー

４・５ヶ月目くらいから、歯が生え変わる時期
口の中がムズムズするのか、カミカミ攻撃が激しくなってきます

それでなくても、プラムはいつも何かを咥えていたいコ☆
すりすりと擦り寄って、甘えながらも私の手をパクッ！
痛くは無いんですが、人を噛む癖がついたりしたら困ります
甘噛みでも、やめさせなければいけませんね

ただ、今考えると、この”噛まれても痛く無い”ってのが問題でした

ラブは、もともと狩猟犬ではなく、漁・猟を補佐するために生み出された犬だそうで
獲物が川や海に落ちてしまった時に、咥えて運んでくるようにつくられた犬らしいです
で、せっかくの獲物を傷つけないように、歯はそんなに鋭くできていないとか？
口がでっかくて、恐いわりには、歯は優しげ（？）なんですねぇ

まぁ、本気で噛まれたら、指くらい噛み切れちゃうんでしょうが〜〜〜

一応、遠慮がちに噛むもんで、口の中の暖かさとベタベタした感じで、気持ち悪さ（笑）はあるのですが
痛さはほとんど無いんです
たまに、尖った歯にガチッっと当たると、さすがに痛いですが〜

カミカミが始まると、それなりに叱ってはいたつもりなんですが
「どーせあんまり痛くないしー　歯が抜ける時期でむず痒いんでしょー」な〜んて
あんまり本気で怒っていなかったかも？？？

大きな声や低い声でしかっても、全然効き目無し
特に、大きな声には興奮して、更にエスカレートしちゃいます！

言葉が無駄だと分かってからは無言で睨みつけたりしたけど、迫力が足りなかった（？）のか、効果無し
睨んでる間は、しゅーんとしてるんだけど、ちょっと表情を緩めると、また何事も無かったかのようにカミカミ〜

全然反省の色が見えないよープラム！

そんなプラムだったんですが、ある日「やっと気持ちが通じた〜！！」とゆー出来事が・・・

プラムにごはんをあげる時、ビニール袋に１回分の量を入れて持ち運びしているんですが
ごはんをあげた後、何気なくそのビニールをポケットに入れて、郵便を取りに郵便受けに向かったんです
プラムは、ごはんの匂いがするのか、ポケットの辺りをフンフンやってついて来ます
「今食べたばっかりでしょーがー」なーんて笑いながら郵便物を取って、家に戻ろうとすると・・・

フガフガついて歩いていたはずのプラムが、いつの間にか居ない？！
で、家の裏の方で何かカサカサ音がするーっっつ！！！！

見ると、プラムがビニール袋を咥えて、クチャクチャ噛んでいるところ・・・
毎日ごはんを入れてた袋なので、結構においや味が染みてたのかも☆

でも、ビニールなんて飲み込ませる訳には行きません！
私が大慌てで近づくと、プラムは取られまいとして逃げようとします
そーはさせるか！　っと、首輪をつかんで捕まえる！！
更に「このバカーーー！！」っと叫んで、おしりをバシィ！！！！

咥えていたビニール袋を引っ張ると、何の抵抗も無く離しました

いつもだったら、口に入れたものは絶対離さないんですよ
追いかけっこの時も、するりと逃げてなかなか捕まらないし〜
おしりを叩いたって、平気な顔をしてるのに

何が違ったんだろう？？？

あの時は、ただ夢中で「そんなの食べたら死んじゃう！」っという思いで、必死だったんですよね
いつもとは、怒りの真剣さが大違いだったんです
プラムにも、それが通じたという事？！

言葉や痛みで教えようとしても、ダメだったんです
真剣に、本気で怒っている気持ちが大切だったんですね

この時になって、やっと”叱る”という事ができた気がしました

人間相手でもそうだと思うのですが”叱る”とか”怒る”って、パワーが要ります

誰だって、誰かを叱って「嫌な人だな」なんて思われたく無いもの
それでも叱るとゆーのは、その相手に「良くなってもらいたい」という気持ちがあるから・・・

もし、どーでもいいと思っている相手なら、わざわざ叱ってパワーを使う事はしません
”叱る”ってのは、結局”愛情”とイコールなんですよね〜

プラムがかわいいから、良い子になって欲しいから”叱る”んです
本気で怒れば、何も無くても心が伝わります
今では、プラムも「叱られた」という自覚があるみたいです

でも、それは本当に本気で怒った時だけ〜

上辺だけ怒った顔をしてみても、必ず見透かされてしまいます
こっちの気持ちが足りないと「あー、これ？　ダメなのぉ？？」な〜んて、ふざけた態度！
「ひぃ！　ごめんなさいっ！！」ってのは、たま〜にしかありませんねぇ（／〜＼）

さて、そんなこんなで私は”涙混じりにプラムを叱って”ビニール袋を取り上げたのですが〜
後日、すっかりほとぼりが冷めた頃、性懲りも無くプラムはビニール袋を狙いました

今度は私ではなく、母がごはんをあげた時の事！
やっぱりポケットからこっそり袋を盗み出し（？）クチャクチャと〜〜〜

で、母は、プラムの動きについて行けず、逃げ回るプラムを捕まえられないのだ・・・
そんなこんなで追いかけっこしてるうちに、以前私に”取り上げられた”記憶が戻ったのか？
プラムは大急ぎでビニール袋を飲み込みましたとサ（Ｔ−Ｔ）

かあちゃん・・・プラムがかわいく無いの？？？

次の日、プラムのトイレのかたずけをしていた私は、う○ちの中に変な色の部分があるのを発見！
何かと思って見てみたら、ビニール袋じゃーないか！！

最初は、風で飛んで来たのを、知らないうちにプラムが飲んじゃってたのかと思ってましたヨ
だって、前日の事件（？）を、母はナイショにしてたんですよー
母曰く「皆に怒られるかと思って〜」　っじゃなーい　＼（｀д´）／

う〜ん、ビニール袋くらい飲み込んでも、平気なんだね　プラム
私のあの時の涙を返せよ！！！


もー大抵の事では驚かなくなっちゃいましたヨ（＾＾；）
ますます本気で叱る事が少なくなっちゃってますねぇ

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