連句掲示板の使い方

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 連句掲示板は最初から連句のために設置したのではなく、ごくごく普通の掲示板として始めたのでしたが、始めてみたら結構いいので、連句専用の掲示板にしました。普通の掲示板はゲストブックをご利用ください。でも別のことを書いたら困る、というわけではありません。

 というわけで、一応連句用の掲示板にしたのですが、もともと連句用に設計されたわけではないので、書き込む際にはちょっと注意が必要かな?と思います。その注意をいくつか書きます。参考にしてください。

1 形式について
 連句の代表的な形式は「百韻」と「歌仙」です。それに対して「暦」というのは、キョン太と一心同体の杉浦清志が大学の授業で学生達に教えるのに、36句の歌仙でもちょっと長くて途中で息切れしちゃうという場合が多かったので、思い切って歌仙の3分の1、12句で完結する形式を作ってみた、というものです。ルールは大体歌仙に準じているのですが、短縮化に伴う問題もあるので、別のページで解説することにします。ともかく「百韻」「歌仙」「暦」は規則(「式目」と言います)のある連句なので、規則違反(「お差し合い」と言います)があれば作り直し(「一直<いっちょく>」と言います)を命じられます。
 これら式目連句に対して、ここでは自由連句というのもやっています。自由連句は575と77の句を交互に付け合うだけで、それ以外の面倒な規則はありません。
 以上の式目連句と自由連句、どれでもお好みのものを始めていいですし、付けるのもいいです。

2 発句について
 連句の最初の句を「発句<ほっく>」と言います。俳句と同じ(ほんとは順序が逆で、「俳句が発句と同じ」と言うべきなのですが、近代においては俳句は知ってても連句は知らないという人が多いので)で当季の季語を詠み込み切字を使うのが規則ですが、自由連句では無季でも当季以外の季語があっても、切れ字がなくても構いません。発句を詠みたい人は、新規投稿で書き込んでください。
 発句を書き込んだ人は、その巻を式目を使って巻くのか自由で巻くのか宣言してください。それと、巻名を決めて下さい。巻名は発句の中の1語を使うのが普通です。たとえば

行く春や鳥泣き魚の目は涙   ばせを

なんてのが発句になる歌仙なら、

歌仙「行く春や」の巻

なんてことになります。これはたまたま最初の5文字を巻名にした例ですが、次の7字句や最後の5文字を使っても構いません。

3 捌きについて
 式目連句の場合は、出来れば発句の作者が捌いてください。でも捌き方がわからない、という場合はキョン太に頼んでもいいです。自由連句には捌き手は要りません。付ける人がいれば続いて行く、ということになるでしょう。

4 番号について
 投稿する方は、自分の句に番号を付けてください。発句ならたとえば

自由01>痩せ蛙負けるなキョン太ここにあり

というように。これは付句する人が、自分は何句目を付けたらいいんだろうか、ということがわかるように、という配慮です。また自由連句の場合は最終的に通し番号を付けて作品集に掲示しようと思います。でも付句する際は複数の巻の中の何番目か、なんてことは気にしなくて結構です。そのツリーの中で何句目か、を示してくださればいいです。最終的な通し番号はキョン太が付けるでしょう。

5 番号がかち合った場合
 この掲示板の仕様では余り起こらないかな、と思うんですが、一般に、句を考えるには時間もかかるので、付けてみたらもう同じ番号の句が出ていた、ということも起こりえます。でも気にしないでください。自由連句の場合同一番号の句が続いても気にしません。式目連句なら捌き手が捌きますし。

6 句数について
 百韻なら百句、歌仙なら36句、暦なら12句で完結です。発句作者が他の形式、五十韻とか44句の世吉とかを指定すれば、連衆はそれに従います。

7 付句の仕方
 前句の記事を表示している画面でそれに返信する、という方法で付句しますが、その際返信を書く画面に前の記事が「>」というヘッダ付きで引用されています。出来ればそのヘッダを削除した上で、付句を書き加えてください。また巻が進んで来ると引用される行数も長くなります。引用する前の句は、適当なところで削除してください。前の句は最低2句は残してください。3句でも4句でも構いませんが。

8 句以外の文章について
 記事は作者名・タイトルと前の数句の引用、それに付句があればいいですが、付句の後に何かコメントとか近況とか意見とか独り言とか、があるともっといいです。連句しながらおしゃべりする、という呼吸ですね。勿論他人を中傷するような記事は困ります。そういう場合は管理人が削除する場合もありえますので、よろしくご協力の程。

9 俳号について
 俳句や連句の作者は作者名として普通俳号を使います。掲示板に書き込む人にはニックネームとかハンドルネームを使う人が多いので、そのまんまでも結構です。本名でもいいですが、連句作者としては日常生活とは別の人格を演じる、というのも楽しいのではないかと思います。これはあくまでも一つの意見ですが。

10 メールアドレスについて
 投稿、または返信する時、メールアドレスとURLを書くようになってますね。別に書かなくても投稿は出来ますが、書いてもメールアドレスは表示されません。ただお名前にリンクされてるので、投稿者名をクリックすればその方にメールできます。その他掲示板の使い方は、[MANUAL]をクリックすれば出て来ます。

 と書いたものの、最近個人情報の問題がやかましいですね。というより、メールアドレスを公開するとわけのわからんところから変なメールが送られてくるという被害が沢山発生するようになりました。そう考えると、メールアドレスはあんまり公開しない方がいいようです。

 とりあえず注意としてはこんなところでいいかな?ほかに必要が事が出て来ればまた書き足しましょう。以上の注意書きは、特に読まなくても句は付けられます。が、出来れば一通り目を通してくだされば、ちょっとは付けやすくなるのではないかと思って書きました。参考にしてくだされば嬉しいです。


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