●お火たき神事 古守り札・おまもり類をはじめ縁起物・祭祀に使用した道具類などを お祓いした後に御焚き上げします。以前は年末27日に行っていましたが、近隣に左義長・どんど焼き等の風習が無いため、しめ縄飾りなども御焚き上げしてほしいとの要望があり1月15日になりました。
受付期間は原則12月中旬から当日までの1ヶ月間ですが、御札や小守などの少量に限っては年中社務所にて預かっております
年末年始の受付期間には拝殿前に箱を置いていますので中に入れてもらえれば結構です。燃える物であれば量に関係なく無料です。ただし、防犯上夜間は受け付けておりません。
近年は持ち込まれる量が増えて、神社及び氏子総代だけでは窮しておりましたら、地域おこし団体である『CSOかんざき』や地元消防団にもご協力いただけるようになりました。

●厄除節分祭
櫛田宮は『災難除け』のごりやくがあると昔から有名で、そのため年間を通して『厄除け祈願』『壤災招福祈願』に昇殿参拝される方も多いのですが、特に節分の頃は厄を祓うのに適した時季とされるため たくさんの方がおいでになります。
櫛田宮では1月下旬より2月3日(節分)頃まで『厄除節分祭』の期間を設定して御案内しております。その間は毎日10時より午後3時半まで拝殿内で随時受付して御祈祷しておりますので、御予約は不要です。ほかの日時をご希望の場合は予約していただければ、午後6時頃までの御祈願に対応しております。
豆まき行事は地域おこし団体のCSOかんざき主催で、2月第1土曜の11時頃に櫛田宮能舞台から実施されます。年男代表や関係団体の長などが『櫛田の市』抽選券等が貼られた豆袋を集まった人たちに向かってまきます。なお、この時季は参道に大きなお多福面が設置され、くぐる姿を記念撮影するスポットになっています。

●建国祭
昔の紀元節にあわせ、毎年2月11日午前10時より建国祭の神事と式典を櫛田宮拝殿にて執り行っています。現在は総代会と敬神婦人会の皆さま40名ほどが参集されています。
●天長祭
天皇陛下の御誕生日を言祝ぐ神事と式典を櫛田宮拝殿で毎年2月23日午前10時より執り行っています。
●祈年祭
祈年祭(きねんさい、としごいのまつり)は、櫛田宮では元は毎年2月25日に行われた神事ですが、天皇誕生日(天長祭)と近いため、参列者の都合により2月23日にあわせて齋行するようになりました。祈年祭の『年』とは稲の意であり、一年の五穀豊穣などをはじめそれぞれの生業の繁栄を祈る祭祀です。
神事のあとには、氏子区域の皆さまに無料で『門口の守り札』を差し上げています。氏子以外でも希望される方には社務所でおわけしております。
●夏越大祓神事
半年間の罪・穢れを祓い除き、暑い夏を無事に乗りこえることが出来るように願う神事です。
全国一般的には6月末日に行われていますが、櫛田宮では須佐之男命の御神徳を更に蒙るようにと、須佐之男命(祇園さん)の縁日である7月15日夜に斎行しています。午後7時から10時まで繰り返し祈祷を行います。
形代を身体に擦りつけたり息を吹きかけたりして罪・穢れをうつされた一人ひとりの形代をお預かりし、神事を全て執りおこなったあとに、神社境内の東側を流れる馬場川に流します。
●七五三祭
男児は3才・5才、女児は3才・7才を祝う神事。11月15日頃に行うべきとされていますが、櫛田宮では10月下旬より11月下旬までの時季に期間を設定し御案内しています。その間は毎日10時より午後4時まで随時受付してご祈祷しておりますので、御予約は不要です。ただし早朝や夕方など時間外をご希望の場合は御予約いただいております。
12月になりますと村祭りのため毎週日曜は終日神職不在になりますので、日曜は七五三の受付もしていませんので御注意ください。
祈願のお子様には、御守と玩具入りの千歳飴をさしあげています。
●新嘗祭
2月25日の祈年祭に対して、新穀感謝、御礼参りの意味合いの神事です。
櫛田宮では毎年11月29日に定められています。現代では新米の出来るのがずいぶんと早くなり、時期的には合致しませんが、新嘗祭で神さまに新米をお供えした後で初めて私たちも新米を口にすることが許されると昔から諭されてきました。
また、櫛田宮では神宮大麻の頒布始奉告祭もこの日にあわせて行い、氏子総代の皆さまに神宮大麻をお渡しして頒布業務をお頼みします。
●みゆき大祭
みゆき大祭は750年ほど昔から神埼庄(かんざきのしょう、神埼市から吉野ヶ里町、上峰町、みやき町にまたがる大荘園)あげての神事として、その昔には勅使下向(天皇の使いが来ること)もあったと伝えられています。藩政時代には祭典に要する費用は神埼郡内の反別に割り当てられ、明治維新以後は神埼町民によって伝統が守られてきています。
もともとは4月8日が縁日であるために7日と8日に行われてきましたが、諸般の事情により昭和57年からは4月第一土・日となり、現在は都合によっては3月末の土・日に斎行する場合もあるようになりました。
神事は、第一日目午後6時から御神輿への神遷しが始められ、7時には行列の先頭が出発し、同9時半頃に同町2丁目の下の宮へ到着します。(おくだり)
行列の概要は、先頭が県重要民俗文化財指定の「太神楽(だいかぐら:神埼町尾崎地区保持)」を先払いとし、次に 町内の人々による「締元行列(市重要無形文化財指定)」別名「奴さん」や「八乙女(女児)」などが続きます。
行列の最後尾には、五台の御神輿(櫛丸社御神輿、櫛森社御神輿、白角折大明神御神輿、高志大明神御神輿、櫛田大明神御神輿 )がゆかりの人々によってかつがれ、行列は数百メートルにも及ぶ600~800名の大行列であり、櫛田宮拝殿に掲げられた安政5年の祭典絵馬額(県重要文化財指定)ほぼそのままの祭典絵巻が目の前に再現されます。
お神輿は、その夜は下の宮に1泊し、翌日午後1時より、3丁目の町並みを、上の宮に向かって約3時間をかけて練り歩く「おのぼり」の神事があり、到着後、本殿で春祭の神事が厳粛に行われます。
なお、少年剣道、高志狂言、謡曲、仕舞、舞踊等が境内・能舞台等で奉納され、露店の並びでも夜遅くまで賑わいます。
これらの祭典行事は櫛田宮が「肥前國神埼御荘総鎮守」「九州大社」と称せられていた時代を偲ばせるものであり、昭和40年代までは観衆や参拝者で町内は身動きできないほどでした。
現在も県内有数の祭典行事として、佐賀県東部はもちろん広域より見物の人が多数詰め掛けています。
「おくだり」「おのぼり」の祭典行列はコロナ禍のため、令和2年は尾崎西分による太神楽と五基の御神輿は出ましたが、弐組締元による行列は自粛となり、令和4年は残念ながら行列のすべてが中止となりました。次回令和6年は元どおりの行列となるように期待しています。

◎祭典中は神埼町内 交通規制があります。
(両日とも行列出発時刻30分前より3時間半程度)
◎祭典の2日間、一般車両は境内の駐車場には進入できません。
警察官・交通指導員の誘導により、町内各所の無料駐車場をご利用下さい。
●みゆき大祭当日の行事(予定)
1日目(土)
8:30~10:30頃 少年剣道奉納 (境内広場)
12:30~14:30頃 謡曲・仕舞 (能舞台)
18:00~19:30頃 神事(神うつし) (両稲荷神社、櫛田宮本社)
19:00 行列先頭出発 (櫛田宮本社前)
21:30頃 行列到着、着輿祭 (下の宮)
※ 1日目夜は能舞台での舞踊の奉納はありません
2日目(日)
13:00 行列先頭出発、発輿祭 (下の宮)
16:00頃 行列到着 (櫛田宮本社前) 順次神遷しの神事
16:30~17:30 春祭神事 (櫛田宮本社)
17:00頃 高志狂言奉納 (能舞台)
19:30~21:00頃 舞踊等の奉納 (能舞台)
■ みゆき大祭 総代臨時役務内容一覧 ■
役 務 |
内容説明 |
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総 務 |
総括 渉外 |
会長・副会長・会計 |
会 計 |
金銭出納 |
会計 |
祭 典 |
神事、祭典参列、道中参加、
行列順序呼び出し、神具・道具渡しと受け取り、玉串つくりと渡し、他 |
総代全員で加勢 |
広 報 |
広報、宣伝、報道関係対応、ポスター |
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設 備 |
交通規制看板の設置と回収、しめなわ、
提灯台の点検、ポスター看板等設置と回収 |
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炊 事 |
弁当の配給、控室準備、お茶、接待 |
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みこし |
白丁・烏帽子・賽銭箱の準備と渡しと回収、 |
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神馬みこし |
神馬みこしの道中奉仕 |
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賑わい |
少年剣道、謡曲、舞踊、高志狂言 |
総務・会計が兼ねる |
神 水 |
神水とり、桶と御幣 |
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接 待 |
来賓接待 |
総務が兼ねる |
下の宮 |
下の宮準備と戸締まり、掃除
地区へ相談、トイレの借用、他 |
二丁目総代 |
太神楽 |
尾崎地区関連 |
尾崎地区総代 |
締 元 |
当該締元関連 |
当該締元地区総代 |
櫛田宮総代会では臨時に組織をつくり、実行委員会形式で大祭を実施します。
みゆき大祭について もっと詳しくは 史料のページへ
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