日々雑感2005-12
LAST UPDATE 2005-12-31
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713 大晦日 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/1
◆掃除はほどほどにして、今日はのんびり。子どもと遊んだり、新聞を眺めたり。はたまたテレビを横目に本を読んだり。いよいよ2005年も暮れる。
kurochanにとって2005年は、三男リントが誕生し、母が80歳になり、オーストラリアへ短期留学生を引率し、九州や沖縄などへ家族で旅行し、出血性十二指腸潰瘍で緊急入院したり原因不明の高熱が続いたりと体調を崩したり、北海道への修学旅行を引率し、「kurochanほっトコーヒーCLUB」以外にも奈良県外教や勤務校Webサイトの更新に取り組み、インターネットやケータイと人権教育に関しての講演や執筆をし、週刊金曜日に投書が載り、来春発刊の東アジア近現代史教材集の執筆を担当し、11月からは学級担任を引き継いだという、話題多き一年でした。妻や子どもたちには随分と我慢や心配をさせた年でもあります。来年もいろんなことに励むことになるでしょうが、一層家庭の笑顔を大切にしたいと思っています。みなさんもよいお年を。
712 年の瀬 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/30
◆昨日一気にプリントした年賀状は300数十枚。kurochanの分は200枚余り。深夜までかかってコメントを書き加えて今朝投函。正月Versionの電飾以外を撤去し、ラチスの補修にも時間をかける。妻は掃除と買物。書斎はすさまじい状態のまま。
◆年の瀬の事故のニュースに胸を痛めつ、慌ただしさで他人事。
我が一年、大きな変化は子どもの成長ばかりなり。我も成長せんと、新たな決意に心機一転。
711 冬休み 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/29
◆教員は夏休みも春休みも通常出勤だということがようやく認知されてきたが、さすがに年末年始はお休みだ。昨夜の出張で仕事納め。ちなみに今はもう「御用納め」とは言いません。クラブ活動や進学特別補習などで正月返上という教員もいるが、今年のkurochanはほぼ完全オフ。休みを利用して取り組みたい課題は多々あるが、まずは年賀状を仕上げ、大掃除もしなきゃ。子どももたちとタコ上げやカルタなんかもしたいしね。たまった新聞や定期購読図書を少しでも読み終え、書斎整理もしなきゃ、もはやなり行かぬ事態。鍵盤に指を走らせるくつろぎの時間なんて、どうやらもてそうにないね。
710 言葉の難しさ 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/26
◆うっかりミスの多いkurochanだが、笑ってゴメンですむ話はご愛嬌でむしろ場が和む。しかし、自戒しなければならないのは、正しさ・正直さと引き換えに心の隙間を作りかねないところだ。常に他人の期待に応えよというのではない。言うべき時に言うべき事を言うということは大切だ。最も気をつけねばならないのは、言わなくてもいい事を口にして他人の気持ちを害することだ。意図的な場合は論外だが、聞き手の気持ちを汲んだ話題や言葉を選びたい。これが文字だとなお難しい。小説や恋文なら読み手の想像力をかきたてる技法もあるが、こちらが意図しない期待や敵意を肥大化させがちなのがメールや掲示板のテキストだ。特に自我が不安定な若い世代は些細な表現にも気持ちを乱しがちだし、始末に終えないのは文字は形に残ってしまうことだ。これらは、文字や口頭、個人的表現領域や報道一般にもいえることでもあるのだが、まずは自らを振り返るところから始めたい。
709 年賀状の準備 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/25
◆ようやく昨日から年賀状の準備。住所録を点検したり、写真を撮ったり。インクジェット賀状も400枚手に入れた。ただ今、近所の公園で撮影中。
708 週刊金曜日 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/24
◆今、書店に並んでいる『週刊金曜日』に僕の投書が載っている。12月8日の晩、今と同じように愛犬を散歩させながらいつものように携帯に親指を走らせて書いた「日々雑感」を、翌日「時の話題」に編集する時にPCで最後の数行を追加したものだ。『週刊金曜日』向きだと思い、投書として送信してみたのが採用されたのだ。数年前にも一度、『週刊金曜日』投書欄に載せてもらったことがあるが、その時は、ある記事に対して思わず書いた意見を執筆者に伝えたくて編集部にメールで送ったところ、投書として採用したいと連絡があったので了承したものだった。小学生時代、サンケイや朝日に僕の詩が載ったこともあったが、いずれも当時の担任が僕の知らないうちに新聞社に送ったものだった(ABCラジオでも放送)。自分の意志で送った投書が新聞や雑誌に載るということは嬉しいものだ。
◆その発売日にあたる昨日は、我が家に総勢12名の親戚が集まりクリスマスパーティー。子どもを叱るときのサンタさんマジックは当分使えなくなった。これもまた恒例なんです。
707 ネットと人権 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/20
◆2005年の夏は、「ケータイ・ネットと人権」に関するシンポジウムパネラーや講演会講師、書評等の執筆が続いたが、新たな対応を迫られる人権問題として、改めて注目されているようだ。県内S市やK市の人権ネットワークから、講師やパネラーの依頼を続けて受けた。僕なんかは情報化社会についての学者でもなければ、記者でもない。サイト作りの趣味が少々高じているのと、人権教育にそれなりのこだわりをもつ学校現場の一教員というだけのことである。本格的評論は専門家に任せるとして、若い世代とケータイの関係や、ネット上の人権意識の実態を、少しなりとも見える位置にいる者として共に学ぶきっかけ作りに役立てばと願うばかりである。とはいえ、僕のトークや文章に期待をしていただくのは、恐縮しながらも嬉しいものである。驕れるほどの余裕も力もない僕としては、現場教員に徹しながら、考察と読書に努力を惜しまぬ姿勢で日々を重ねていくのみだ。
◆欲をいえば、オリジナルのピアノ曲を織り交ぜながら熱いトークと笑いの夕べなんかを催して、エッセイ集も手にしてもらうなんていうことができればいいんだけどなぁ、と夢のまた夢。
706 保護者懇談 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/19
◆今日から三日間は二学期末の保護者懇談。産休に入った同僚の後継ぎ担任として、今日は朝8時過ぎから夜9時前まで面談に明け暮れる。成績や進路相談が主な話題になるのだが、学級に何人の生徒がいようとも、それなりの時間をかけて一人一人の生徒とすべて向き合うこうした時間は貴重だ。詰まるところは本人次第ということになるのだが、保護者も担任もいかにして生徒本人を今と未来に向き合わせるかに知恵を絞り言葉を選ぶ。ただ、そうしたやり取りの中にも子どもが発するシグナルがある。悲鳴や警告、戸惑いや絶望をどこまで汲み取ったのか。それを問い返しつつ、明日も懇談に臨もう。
705 電飾追加 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/18
◆珍しく急ぎの仕事がない日曜日。寒風吹く中、電飾を追加。子どもたちも喜んでくれる。携帯の夜景モードだから画質に難ありだけど。
704 読み書きと聞く話す力 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/17
◆仕事柄、話す力には多少の自信があったのだが、それは若さ故の勢いに過ぎず、落ち着いた話をする力はたいしてないことに気づかされることが最近多い。一方、普段から読むことを心掛けているせいか、書く力は少しづつ身につき、そこそこはこなれた文章が書けるようになってきたようだ。書くときには、論理展開と音読に耐える語句の並びに自然と気が回る。しかしだ、表現とは、読み聞き感じる力と、想像し考え抜く力を基礎に、主張を受け手に伝える技術と工夫が求められるはずだ。話すことと書くことは技の次元では違うとはいえ、感じ考え抜く力が前提として大切であることには変わりがない。どうやら僕の書く力も怪しいものだ。感じ考え表現する、まだまだ修行が必要だ。
◆それなりに知名度のある硬派の雑誌に、ある日の日々雑感を投稿したら、採用するとの通知。
703 小学生の受難 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/16 →時の話題vol.292
◆今日16日のお昼前、勤務校近くの小学校に面した路上で小6男児が何者かに首を締められるという事件が発生。犯人は逃走中というニュースに緊張が走った。数時間後、容疑者が逮捕されたが、しばらくは奈良県内でも類似事件の続発を警戒する日々が続くことになるだろう。景気は回復傾向といっても、経済的生活格差は拡大するばかりだし、税制がその拡大をさらに大きくし、教育政策が競争を煽る。それでも戦争を可能とするための国民統合原理としての国家主義や管理・監視の強化がここ数年の風潮だと思う。「北風と太陽」の例えの如く、やわらかな陽の光のないところに心安らぐ空間は生まれないと思うのだが、それはあまりに牧歌的な戯れ事なのだろうか。目先の防犯対策はもちろん必要だが、それだけなら自縄自縛をもたらすだけだと思うのだ。
702 忘年会 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/16
◆結婚前は、寂しいやもめの集う飲み屋のクリスマス会と忘年会に明け暮れる年末だったが、ここ数年は職場の忘年会の幾つかに参加するだけ。今宵(15日深夜)は難波帰りである。妻と子どもとで過ごす年末の日々に本気で幸せを感じているkurochanだが、職場の仲間との酒の付き合いも楽しく、また大切にしたい場であると痛感。それでも、「幸せの黄色いハンカチ」を思い出させる我が家の深夜の電飾にじーんと来ているkurochanであった。
701 炎のゴブレット 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/12
◆最新作「ハリーポッター炎のゴブレット」をラスト25分あたりまで観た。というのは、土曜日の編集会議(来春発刊予定の東アジア近現代史教材集)の後、親子五人で映画館に座っていたのだが、次男が急に発熱したためだ。夜間救急で診てもらったところ、40度の熱は扁桃腺によるものだった。昨日朝には熱も下がり、昨夜は一家で食事会。減る一方のボーナスだけど、もらえるだけありがたいと少々奮発。今宵は長男と二人で、インフルエンザの予防接種をうける。寒風吹きすさぶ、奈良とkurochanの財布である。
◆期末テストの採点がようやく終わり、いよいよオーストラリア訪問の記念CDの編集にとりかからねばならない。教務部コンピュータ係としても、成績データの処理に終われる今週だ。来週の保護者懇談が終われば一応の一区切り。家庭をないがしろにしっぱなしだからなぁ、つけを払わねば。
700 大詰め 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/11 →時の話題vol.294
◆今年も仕事に追われて過ごしてきたが、あと10日ほど、時計を睨みながら仕事をこなせば一応の節目だ。ただし、担任としての仕事は「こなせばいい」という類いのもの以外も多いし、それも不意なものが続くと段取りが大きく変わる。それこそが担任の楽しさでもあるのだが。
◆前原民主党主が本性をあらわにしだした。逮捕されたタカ派西村議員以上に厄介な存在ではないか。集票組織のしがらみをたちきり、今こそ自立した市民として立ち上がるときだ。競争と管理の論理を打ち破る実力を手にすることができるか否かは、そうした市民の政治的自覚にかかっている。
◆ご近所のイルミネーションが増えてきた。一つ一つの光りが、それぞれの思いを託しているかのようだ。
699 自衛隊イラク派遣延長のねらい 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/8 →時の話題vol.293
◆自衛隊のイラク派遣延長が閣議決定された。本当のねらいは、イラクの復興支援なんかではなく、九条改憲にはずみをつけるためだとしか思えない。もしも派遣自衛官に犠牲者がでれば、それこそ武力行使を支持する世論操作に利用されるだろう。64年前のこの日、アメリカ政府は日本軍の真珠湾(パールハーバー)
奇襲攻撃を事前に知りながら当地の米軍基地に知らせなかった。アメリカ国内の世論を対日参戦に傾けるために3000人の自国兵を犠牲にしたのだ。たまたま今日、来春発刊予定の歴史教材集で担当している原稿を完成させたのだが、その一つが130年前の江華島事件だ。日本軍艦雲揚の井上良馨艦長は朝鮮に対する武力行使を唱えていた人物だ。そんな人物を朝鮮王宮近海に派遣すれば、挑発行為にでることは予想されていたはずだ。軍事力行使に世論の支持をとりつけ、それを正当化するシナリオは常に繰り返されてきた。そのことを12月8日に噛み締めなければならないとは、なんとも悔しい。
◆25年前のこの日、ジョン=レノンが夢と命を奪われたような悲劇もまた、理不尽な暴力を正当化する手前勝手な論理の押しつけだった。改めて、日本国憲法と教育基本法の改悪に反対する。(05/12/9加筆)
698 子どもの人権 投稿者: kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/7 →時の話題vol.292
◆幼い子どもを弄ぶかのような事件がこうも続くと、怒りを越えて世を憂いる気持ちになる。政治的思惑からの教育論議はさておき、人を人として大切にする意志の弱さや希薄さの背景をさぐりたい。自らの内なる暗き情動を、それへの抵抗を容易にねじ伏せることができそうな幼児に仕向ける卑怯さはどこからくるのか。他人の痛みへの想像力の欠如からか、主客未分化の幼児性からか、内なる自我の延長でしか世界を把握できない未熟なアイデンティティからか、過度のストレスの倒錯した発散からか、心的耐性の欠如からか、地域や家庭における人間関係の希薄さからか、道徳教育や人権教育の不足からか、子ども時代の人間関係におけるトラブル解決の経験不足からか、都合のよい相手を容易に選択し排除するネット社会の影響からか、管理と競争が激化する社会環境が人間精神を歪めるからか、人生の展望を見失わせる経済社会のしわ寄せか、子どもの人権があらゆる機会に軽視されている結果なのか。社会を構成する大人の一人として、教育に関わる労働者として、子を持つ親として、自らの責任を安易に棚上げすることなく、どうとらえ、どう対応すればよいのかを真剣に考えたい。
697 イルミネーション 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2005/12/4
◆ご近所ではすでに華やかなクリスマスイルミネーションの光が目を楽しませてくれているが、我が家も今日飾り付けをした。お菓子の家のような外観の我が家にはイルミネーションが似合うだろうから、一度とことん凝ってみたいと思うのだが、今年はあり合わせをいくらか飾っただけである。ところが電球があちこちで切れているんだよね。時間があったらもう少し飾り付け、買い足しもしたいんだけどな。
◆奈良ヒューライツステーションのニュースレター12月号読書案内ページに拙文が載っていて我ながら驚く。8月に書いた書評だが、2冊分書いたはずが1冊分(「未来をひらく歴史」)しか載らなかったので、もう1冊分
(「ケータイ・リテラシー」)はボツになったものと思っていたのだ。いずれ時間をおいて当サイトに転載させていただこう。
◆金曜日で2学期の授業が終わり、明日からは期末考査。奈良では明日から急に冷え込むと予想されています。中高生のみなさん、体調を崩さないよう、勉強に励んでくださいね。