Home<
時の話題2007-12
LAST UPDATE 2007-12-25
総目次 タイトル索引 テーマ別索引 先月
今月の目次
◇印は《日々雑感新掲示板》より転載
南京大虐殺から70年の危機感(07/12/8) ◇タレント知事をどげんかせんと(07/12/5) ◇フィルタリングの要点(07/12/2)

【南京大虐殺から70年の危機感】vol.427《日々雑感より》
◆「広島や長崎に原爆は落ちていない。確かに空襲はあったが、犠牲者が二十数万人だというのは大げさすぎる。それに、被爆を訴える奴は金がほしいから騒いでいるだけだ」ということを唱える学者や、そんな論調の論文を好んで載せる雑誌や書籍に対して、良識ある人ならどんな反応をするだろうか。生存者や遺族の気持ちを逆なでする暴論だと怒りを覚えるだろうし、政治的うさん臭さに警戒心をもつだろう。それと同じことが、沖縄での日本軍による強制集団自決にも言えるし、南京大虐殺にも言える。日中戦争<南京大虐殺>70周年証言<視る・聞く・話す>集会に参加してきた。基調提案者もおっしゃっていたが、実際そのあと書店をのぞいて空恐ろしさと怒りを禁じえなかった。駅や売れ筋しか置いていない書店なんかに、日本の戦争犯罪を否定する歴史修正主義派の書籍や雑誌が急増していることにここ数年危機感を覚えてきた。が、安倍が退陣しても守屋や宮崎のような防衛利権でうごめく連中や軍需企業にとっては、軍需拡大のための反戦つぶしは絶対必要であり、結果、こうした情報戦略として現れ、次代をになう子どもたちの心を狙っているのだ。反戦利権ではなく反反戦利権を叩き、子どもたちを守らねばならない。(1181、07/12/8)[→12月目次]

【タレント知事をどげんかせんと】vol.426《日々雑感より》
◆宮崎県知事の徴兵制発言にも驚いたが、大阪府知事候補に橋下弁護士をというのもまた危険な話だ。人権意識の希薄なタレントがもてはやされる兆候にこそ、危険がひそんでいると言いたい。(1179、07/12/5)[→12月目次]

【フィルタリングの要点】vol.425《日々雑感より》
◆有料会員獲得のためのバナー広告を掲載することで成り立つ「商売」タイプの「学校裏サイト」は隆盛状態にあり、やはりそれらでも子どもたちを苦しめる内容は多く見られ、様々な悪影響も心配されます。インターネットに疎く、ましてやケータイネットにはなかなかピンとこない教員も少なくないし、一方で対策を学校にゆだねすぎる保護者もいて、このケータイの諸問題では、有効な協力関係を築くのが難しかったりすると思います。子どもを本気で守り育てる意識の共有が、まず確認すべきことでしょうね。また、ケータイからのネット接続は、やはり子ども達には害が大きすぎたと思います。しかし、モバイルコンテンツやモバイルコマースの拡大からして、全面停止は無理でしょう。実際的には、子どもにはケータイを持たせないか、持たせるとしてもアクセス制限やフィルタリングを徹底すべきと考えます。問題は、技術的な抜け穴と価値判断の問題です。価値判断を国家に委ねる危険性を考えると、やはり、法制度は国が、運用は自主規制で、という形にならざるをえないと思うし、それを担保するのが人権擁護の社会的世論ということになると思います。つまり、親や教員その他の人々の「子どもを本気で守り育てる」意識を高め広める地道な実践が求められると言えるのではないでしょうか。反差別の市民運動に学ぶ点が多々あると思います。(匿名さんへの「ケータイと子ども掲示板」レス、07/12/2)[→12月目次]



























<アンカージャンプ用の画面余白です>