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時の話題
2003-5
2003-08-14 版
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総目次
先月
今月の目次
◇印は《
日々雑感
》より転載
◇
浮島丸訴訟逆転二審判決
(03/5/31) ◇
東吉野村合併問題住民投票
(03/5/26) ◇
対話と圧力
(03/5/11〜29) ◇
民主主義を守る冷静さ
(03/5/10〜20) ◇
イラク戦後復興
(03/5/10〜12) ◇
憲法記念日に思う
(03/5/5) ◇
指導力不足教員A
(03/5/1)
【浮島丸訴訟逆転二審判決】vol.125《
日々雑感
より》
◆浮島丸訴訟の逆転二審判決が大阪高裁で出たが、どうも納得がいかない。事件当時は敗戦後とはいえ正式な降伏前で、日本軍の運送行為には民間のような安全航行義務はないという判決論理だが、それならなぜ朝鮮人強制連行労働者の犠牲者にはひたすら冷たく、日本人犠牲者には手厚い補償がなされてきたのか?また、この論理は、有事法制の補完としてこれから制定されるであろう国民保護法制という名の国家総動員強制法で「軍事公共性」という「公共の福祉」の拡大解釈に道を開く材料にされるのではないかと危惧する。国は乗員名簿や事故資料も開示すべきだ。(352、03/5/31)
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【東吉野村合併問題住民投票】vol.124《
日々雑感
より》
◆26日、奈良県東吉野村で合併先を問う住民投票。ブランド利益を守りたい林業組合や、従来の地名を大事にしたい人たち等の「吉野」派が、役場・買物に出かけたり通学する便等を訴える「宇陀」派を抑え、村議議決を覆した。合併そのもの是非は問われなかったのだが、18歳以上や永住外国人にも投票が認められたことは、地方自治の本旨に沿うものだろう。(349、03/5/26)
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【対話と圧力】vol.123《
日々雑感
より》
◆米国経由の北朝鮮核報道。1993年の米国への通告を何故今米国が明らかにしたのか?米国の情報操作の狙いを見極め、日朝平壌宣言を生かした独自外交が今こそ求められているのではないのか?母への情に訴える報道は安倍軍国内閣の危うい目論見を利することを見抜く目ぐらいは持ちたいものだ。(345、03/5/11)
◆自衛隊・防衛庁の不祥事が続く中、「リヴァイアサン」気取りのネオコンに仕える米軍のための日本の有事(戦時)法制化が着々と進んでいる。政界では「対話と圧力」が「対話か圧力」の抗争と化し、ホッブスがカントを圧倒すべく、脅威の吹聴が脅威を呼び、自治と人権が押さえ込まれ、死の商人は栄える、そんな日本の政治状況だ。日朝国交交渉を座礁させたのは、拉致問題というよりも、そんな魂胆に操られた巧妙な世論操作と、目的の王国を具体化する良識的市民社会の未成熟さ故なのだろう。北朝鮮でSARSが流行したら、日本や国際社会はどう対処するのだろうか?(350、03/5/29)
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※
北朝鮮の核開発
(vol.118)
【民主主義を守る冷静さ】vol.122《
日々雑感
より》
◆広島でも「つくる会」教科書採択の動きがある。この国をますます破滅に近づけておいて何が「愛国」だ!(344、03/5/10)
◆最近、悪戯に不安を煽る事が多過ぎないか?パナウェーブ研究所にせよ、北朝鮮の軍備にせよ、SARSにせよ、何がどう危険でどうすれば危険を回避できるのか、冷静に判断し対処すべきだ。過度の不安は憎悪を生み、過剰な憎悪は本当の危険を招く。異質排除の差別意識が臆面も無く露わになり、民主主義は息を詰まらせる。一方、不可解で高額な公的資金が不況・失業を尻目に投入される。こんな状態の国を愛せるか?(347、03/5/20)
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【イラク戦後復興】vol.121《
日々雑感
より》
◆イラクの戦後復興というなら原子力施設略奪や劣化ウラン弾による被爆者対策を早急に取り組んで欲しい。(344、03/5/10)
◆イラクの戦後復興には10兆円と米国は見込んでいるが、これはまったくの言い値。そして2兆円は日本が負担しろという。「大量破壊兵器」は結局出てこなかったが、イラクを大量破壊した米英がその後始末の資金を他国に負担させ、ブッシュの地元テキサスや政界がらみの米企業がおいしい仕事を受注している。3S政策よろしくブッシュの言いなり放送局も登場し、米軍に扇動された治安悪化を見事納める傀儡茶番政府が用意されている。これを「国際的横領と植民地化」と呼ばずに何と呼ぶ?「人道支援」といっても金の行方は不透明。もっと考えようよ!(346、03/5/12)
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【憲法記念日に思う】vol.120《
日々雑感
より》
◆3日、憲法記念日。小尻記者が襲撃された事件の時効から1年が過ぎた。この間、明治憲法復活が目論まれ、愛国心が学校の成績評価に組み込まれ、平和外交の怠慢を軍備増強とネオコン米国追従で一部財界の金儲けにすり替え、マスコミはこぞって拉致報道に狂奔してイラクの次は北朝鮮を攻撃するのは当然だという世論形成に荷担扇動し、骨抜きにされた累進課税と長引く不況を特需という人殺しのカモフラージュでごまかし、それが立派な国民だと刷り込むための教科書と教委が子どもたちを洗脳してゆく。教育のプロとして人の子の親として決して許すまじ。(342、03/5/5)
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【指導力不足教員A】vol.119《
日々雑感
より》
◆奈良県教委による指導力不足教員の研修が今日始まったという。子どもたちにとっての民主教育や人権を守るための教員支援ならむしろ歓迎しよう。問題は誰にとって都合が悪いのかであり、自主研修も含めた各教員・教員集団の研修権の保障と、右へならえの諮意的運用をさせないための組合等による監視の認知、更には保護者や地域住民を装った特定の政治的意図の排除だと思う。ただ、日常的に管理職の意を汲むことに汲々とし、子どもや保護者の願いに耳を澄ますことを忘れさせる側面が大いに気にかかるkurochanである。(341、03/5/1)
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※
指導力不足教員@
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