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【88】出題日時 2003年 7月16日(水)17時00分 悪質商法と呼ばれるものには様々な手口があります。では、「試験は免除」などとして資格取得の講座や書籍の契約を結ばせる悪徳商法は、何と呼ばれるでしょうか? A 原野商法 B 点検商法 C SF商法 D 士(さむらい)商法 |
さて、我が家にもよく、「利殖(財テク)商法」「当選商法」「見本工事商法」「ホームパーティー商法」「点検商法」とおぼしきセールスマンがやってきたり、電話がかかってきたりします。一応は向こうも仕事をされているわけですから、ある程度は応対する場合もありますが、結局はお互いの時間のムダになる場合も少なくありません。
また、のんびりとした奈良の地でも、「キャッチセールス」や「アンケート商法」に出会うこともあれば、「マルチ商法」や「モニター商法」「無料招待商法」「SF(催眠)商法」らしい話を見聞きすることもあります。「体験談商法」や「開運(霊感)商法」そのものの広告チラシもあふれています。環境問題の講演会に誘われて参加したら、浄水器を売りつける「講習会商法」だったこともありました。
仕事柄、保護者や卒業生と思われる名前を名のって職場に電話がかかってきたのが、「金を買え」だの「マンション経営をしろ」だの「パソコン講習云々で資格を取れ」だのと、単なる営業の電話であったりということが時たまあります。これもまた迷惑なんですよね。学校や各教科宛に注文していない商品(書籍が多い)を送りつける「ネガティブ商法」もまま見受けられます。
各種商法の多くは、その名前から手口を察することができますが、今紹介した「ネガティブ商法」のように、少々難しいものもありますね。
「値上がり確実」と投資を持ちかけてだます手口が「利殖(財テク)商法」ですが、資産価値のない山林原野を高値で売りつけるのが「原野商法」です。電話などで呼び出して会員特典を強調するのが「アポイントセールス」、デートに誘ったかに見せかせて物を買わせるのが「デート商法」。つい先日も、ある飲食店で隣のテーブルの男女がこの「デート商法」くさくてヒヤヒヤして見ていたのですが、そのうちに席を立って出ていってしまいました。人の善意を踏みにじる「福祉商法」ほどではないにしろ、「アンケートに答えていただいたお礼」などといって物を与えて信頼感を利用する「お礼商法」や、求人説明会を装って物を買わせる「就職商法」なども、人の気持ちをもてあそぶ悪質な側面をもっていますよね。
そして、「資格試験が免除される」などと偽って、講座の受講契約を結ばせたり書籍を購入させたりするのは、「士(さむらい)商法」と呼ばれます。特権・資格への願望につけ込んだ手口ということですね。ということで正解は「D
士商法」です。