クイズ【217】
チャルメラ
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2006-03-16
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【217】出題日 2006年 3月10日(金)
ラーメンの屋台から流れる昔懐かしいチャルメラのメロディー。さて、人々を寄せ集めるあのメロディーは元々は何のメロディー?
A 鎌倉時代の辻説法 B 江戸時代の朝鮮通信使
C 元禄時代の大名行列 D 明治時代の天皇行幸 |
応募締切 2006/ 3/16(木)午前6時 難易度・・・・★★★★ |
正解者・・・・フーセンの羊さん、ケムンパスさん、neko.さん→4ptゲット
(得点表)
解説と解答
16世紀末、秀吉の朝鮮侵略によって、数十万人の朝鮮人が殺害され、餓死や疫病に追い込まれる人々も続出、日本へ強制連行(拉致)された朝鮮人も数万人を数えました。戦国時代が続いた日本列島とは違い、約200年ものあいだ平和が続いた朝鮮国では、金属活字が世界で初めて作られた他にも、優れた学問や芸術・技術が発達していました。そうした文化や技術、学者・技術者も日本に奪われたんですね。特に連行や漂流によって日本にやってきた陶工たちが始めた焼き物から始まっているのが、萩焼・上野[あがの]焼・高田焼・高取焼・唐津焼・有田焼・平戸焼・薩摩焼などです。
朝鮮通信使とは、そうした略奪戦争の講和が成立した1605年の後、江戸時代を通じて日本へ派遣されてきていた使節のことです。依然として優れた文化を誇っていた朝鮮国からの使節とあって、日本側の大きな歓迎ぶりは様々な形で記録され、各地にも踊りなどの形で今に伝えられています。
その通信使が九州から江戸まで移動する時に演奏したといわれているのがチャルメラのメロディーなんです。ラーメン屋の屋台引きなどがこれを使ったのは、「みなさんが待ちに待ったものが来たよ!」と知らせるものだったのですね。ということで、正解は「B」です。