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クイズ【200】
塩と甘み
LAST UPDATE 2005-10-28

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【200】出題日 2005年10月22日(土)
 寒い季節には温かいお汁粉も楽しみの一つ。さて、お汁粉に塩を入れたり、スイカに塩をかけたりすると甘みが増すとは、古くから知られる生活の知恵ですね。では、なぜ、塩が甘みにつながるんでしょうか?
 A 塩は一般に化学変化をして甘みを出すから
 B お汁粉やスイカの成分が塩分を糖分に変えるから
 C 甘みと辛みの神経伝達速度のずれから生じる錯覚に過ぎない
 D 甘みと辛みという味覚の差異を同時に感じるから
応募締切 2005/10/28(金)午前6時 難易度・・・・★★★

正解者・・・フーセンの羊さん、love'in sensamaさん、neko.さん→3ptゲット
(得点表)

解説と解答

 脊椎動物の舌には味蕾[みらい]という味覚を感じる器官があります。味蕾で感じとられた味覚が脳に伝えられるのですが、味蕾は「甘み」より「しょっぱさ」の方を素早く感じとるようです。そたのめに、「辛み」と「甘み」の両方を舌で同時に味わった場合、「辛み」の方が一瞬早く脳に届くわけです。そのため、「辛い!」と感じた次の瞬間に「甘い!」と感じることで、その「甘み」をより甘く感じてしまうようです。

 というわけで、正解は「C」です。「甘さ」そのものには変わりがなく、「甘さ」と「辛さ」の差異からくるとはいえ、同時に感じているわけではないのですね。

 砂糖でくるんだ塩をなめれば逆の効果が期待できそうですね。一度挑戦してみましょう。