クイズ【190】
原稿用紙
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2005-08-04
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【190】出題日 2005年 7月28日(木)
学生の皆さんは、原稿用紙何枚という夏休みの課題に取り組んでいる人も多いはず。では、400字詰め原稿用紙は、そもそもなぜ400字なんでしょうか?
A 俳句(五七五+余白)の試作用紙が原型
B 1分1枚のスピーチ原稿として適度な長さ
C 江戸時代の禅宗の経典書式が原型
D 小学生が書きやすい文字の大きさをB4用紙に升目取りしたもの |
応募締切 2005/ 8/ 4(木)午前6時 難易度・・・・★★★★ |
正解者・・・・Kubocchannさん、フーセンの羊さん、neko.さん→4ptゲット
(得点表)
解説と解答
出版社や新聞社などは、200字詰めの用紙を使っていたりしますが、通常の原稿用紙は400字詰めですね。
ずばり、黄檗宗[おうばくしゅう]の僧・鉄眼禅師が、大蔵経を明から持ち帰り、それに訓点をつけて翻刻するための木版を彫り上げたんです。12年もの間に6万枚も彫ったというから驚きです。これを黄檗版(鉄眼版)といいますが、その書式が20字×20行の400字詰め、書体は元祖明朝体というわけです。
ちなみに、黄檗宗は曹洞宗・臨済宗と並ぶ日本三禅宗の一つで、これを日本に伝えたのが明の隠元禅師。隠元禅師が日本にもたらしたものにはもう一つありますが、何だと思います? そのまんまです、そう、インゲン豆です。