南アフリカ共和国キンバリーにある、直径約460ｍ(周囲約1.5キロ)、深さ365ｍ(一説では393ｍ)の巨大な穴は、ダイヤモンド採掘のために掘られた穴で「ビッグ=ホール」と呼ばれています。正解は「Ｂ」です。

　1866年にキンバリーで初めてダイヤモンドが発見され「ユーレイカ」と名づけられますが、その後世界中から一攫千金を求めて人々が集まり、「ゴールドラッシュ」ならぬ「ダイヤモンドラッシュ」が起こります。この「ビッグホール」は1914年まで掘り続けられ、2722kgのダイヤモンド(原石)が掘り出されたといいますが、いわば近代帝国主義がいかに苛酷な搾取をもたらしたかが、よく分かる穴ですよね。

　ちなみに、人工ではなくて、天然の穴としては、グルジア共和国に深さ1710ｍの洞窟が発見されています。また、2004年に発見されたクロアチア共和国の洞窟は516ｍという垂直深度の最高記録をもっています。