Home<クイズ< |
【143】出題日時 2004年 8月11日(水)14時30分 古代オリンピックでは、買収や八百長が横行し、未婚女性以外は女人禁制だったりと、そんなに立派なものでもなかったと言われます。不正が横行したのは、勝者があまりに優遇されたためです。さて、女人禁制を徹底させるためともいわれる「あるルール」がありました。このルールは、アポロン神に捧げるものであったとも、競技の公平を期すためのものであったとも言われますが、馬術の選手以外に課せられ、のちには付き添いのトレーナーも守らねばならなくなった、そのルールとは、どのようなものだったでしょうか? A 競技期間中、妻たちは一カ所に集めて生活させられた B 一糸まとわぬ全裸で競技しなければならなかった C 馬を引きながらアポロン神殿の階段を登らねばならなかった D 表彰台ですべての衣装を脱ぎ捨てなければならなかった |
たった今、2回目のアテネオリンピックの真っ最中で、寝不足の方も多いかと思いますが、如何ですか?
古代オリンピックの勝者は家族と共に、市庁舎で生涯豪華な食事が提供されり、莫大な報奨金や年金が出されたり、免税措置なんかもあったようです。神殿に飾られた勝者の彫像が、遺跡から出土することもめずらしくないともいわれます。買収や不正工作も横行していたようです。何かと美化されがちなオリンピックですが、古今を問わず、汚い話にあふれているようです。
オリンピアの祭典はデルフィ・コリント・ネメアと並び、古代ギリシアで盛大に開催された競技会で、アポロン神を讃える宗教儀式でした。アポロン神は躍動する男性の筋肉が好き、とされることから、男性だけが全裸で競技をするようになったと言われたりもしますが、競技中に衣服が脱げたり脱ぎ捨てたりしたことが有利に働いたということから、始めから全裸で競技をするようになったともいわれています。
前388年の大会で、息子のことが心配でたまらなかった母親が、トレーナーに扮して競技場に入り込んだ事が発覚し、以後、女人禁制を徹底させるため、付添人にも全裸が強制されたという話は有名です。
というわけで、正解は「B」でした。