しょせんは軍服、そんなものを尊びたくないkurochanですが、若き日の想い出が、軍服をモデルにした学生服とともにあるのもまた事実です。

　さて、セーラー服が水兵さんの軍服であることは、よく知られていますが、あの大きな襟は一体何なのか？って問題です。確か、17世紀あたりのイギリス海軍の水兵用制服がモデルだったと思いますが、当時イギリスでは、長髪が流行っており、水兵さんもまたしかりだったようです。ところが、潮風にさらされる船上にあっては、髪はすぐ汚れるのに、たびたび洗髪するわけにはいかなかったんですね。白を基調にしたセーラー服に、そんな髪の汚れを付けないための、襟だったんですね。ということで、正解は「Ｂ」です。

　さらに、のりっちさん情報です。そうした目的以外にも、「波や風の音で号令などが聞き取りにくいから襟を立てて、聞こえやすくするため」という機能もあったようです。また、「体に密着しないデザインは濡れても早く乾くように」、また「海に落ちた時に脱ぎやすいように」といった配慮や、「ネクタイは手旗信号に使ったり物を縛ったりするため」・「袖口がしぼってあるのはマストに登ったりとかの作業がしやすいように」といった工夫もされたようです。