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【49】出題日時 2002年
9月26(木)22時45分 不思議な子守歌になってしまうのが、あの列車に乗ったときの「ゴトンゴトン〜!」という音です。あの音はレールのつなぎ目を越えるときの音ですが、レールの長さが1本25mと決まっているので、規則正しく聞こえてくるんですね。さて、ある日、列車に乗っている時に数えてみたら、あの音が90秒間でちょうど100回聞こえました。その時の列車の速度は時速何キロでしょうか? |
問題そのものは単なる計算問題です。でも、そこにはある裏ワザが隠されているんですよ。
問題文から、「ゴトンゴトン〜!」という音が一回聞こえる毎に列車が25メートル進んでいることは、お分かりいただけますね。90秒間に100回聞こえたのですから、25×100=2500メートル進んだことになりますね。また1時間は3600秒です。これを、キロに直して時速を求めると、
2500÷1000×3600÷90=100km/h
となります。正解は、時速100キロです。でも何か気づきませんか?
そうです、90秒間に聞こえた回数が100回でしたね。この関係を整理できるでしょうか?
90秒間に聞こえる回数をχ回としましょう。そこで、その列車は時速何キロで走っているかを計算すると
χ×25÷1000×3600÷90=χkm/h
となります。つまり、90秒間に聞こえた回数の数字をそのまま使って、時速何キロと言い換えればいいわけです。
ということは、90秒間に「ゴトンゴトン〜!」と何回聞こえるかを数えれば、即座にこの列車は時速何キロで走っていると言えるわけですね。さらに省略して、45秒で聞こえた回数に2をかけてもいいし、30秒で聞こえた回数に3をかけてもほぼ正確な速度が分かるということになりますね。
どうも、あまり役立たぬ裏ワザでお粗末さまでした。