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クイズ【16】
LAST UPDATE 2002-02-19

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【16】難易度★★★ 出題日時:2002年 2月 3日(日)13時37分49秒、応募締切2002/2/19 6:00

 世界の貧富の差は拡大する一方だが、「国連開発計画報告書」等によると約400億アメリカドルで全世界の人々に基礎教育・基礎医療・適切な食糧・安全な水と衛生設備・全ての女性のための妊娠出産母体保護の確保維持を賄うことができ、約800億アメリカドルで、世界中の人々を貧困から救い出すことができるという。
 さて、約800億アメリカドルとは、世界の軍事費の10%(1995年)にほぼ等しいが、世界の何番目までの大富豪の資産の合計に匹敵するだろうか。

  A 7番目  B 49番目  C 225番目  D 8万5千番目

正解者・・・・ひろりんさん →3ptゲット(得点表)

解説と解答

 これの問題は、フリーランスフォトジャーナリスト宇田有三さんのエッセイを参考に出題しました。最初の応募期限(2002/2/12 6:00AM)までに、応募がありませんでしたので、期限を1週間延長しました。

 ひろりんさんから指摘がありましたが、彼のHPには1998年の「アサヒグラフ」に掲載された記事のPDFがあります(Googleで「七大富豪」で検索すると出てくるよ)が、そこにこのクイズの答えがずばりでてきます。ただし、クイズに関わる部分は「月刊部落解放2002年2月号」(解放出版社)掲載の「輝く人々」にも記述があり、僕はこちらを参考に作成いたしました。以下も、それを参考に解説します。
 国連開発計画の報告書によると、豊かな国に住む世界人口の5分の1と貧しい国に住む5分の1の人々の所得比は、1960年で30:1→1990年で60:1→1997年で74:1と、貧富の差はますます拡大しているとのことです。また、人々を貧困から救い出すに必要な資金は約800億米ドル。つまり、世界経済の0.3%、すなわち世界七大富豪の総資産に匹敵し、世界の軍事費の10%とほぼ同額といわれ、世界長者番付上位225人の総資産=約1兆米ドルは、世界の下位所得者層47%(25億人)の年間所得に匹敵し、そのたった4%=400億米ドルで、問題文にあるように、全世界の人々に基礎教育・基礎医療・適切な食糧・安全な水と衛生設備・全ての女性のための妊娠出産母体保護の確保維持を賄うことができるというのだ。
 ということで、正解は、800米ドルは世界の七大富豪の総資産に匹敵する、つまり「A」です。
 ただし、宇田有三さんは、「現場を歩いてきた私は、数字で貧困を語ることに違和感を感じる。そこには、汗も臭いも感じない机上の文字と考え方しかないように思えるからだ」と語り、世界は徐々に豊かになってきているという大筋の統計判断をも含めて異議を唱えておられます。