Home<人権<在日外国人差別問題<移民と日系人
南米移民と日系人
LAST UPDATE  2008-12-03

■南米への移民と、南米からの日系人■ ワークシート[PDF]


■外国人登録者数(2006年末)のグラフをみてください。2008年になり、全国の統計では、中国籍の人が韓国・朝鮮籍の人を上回りました。さて、それに続く、A・B・Cの国はどこでしょうか?


 1908年4月28日に781人の日本人契約移民を乗せた【H    】丸が、第1回ブラジル行き移民船として神戸港を出航し、約2カ月の長旅をへて、6月18日にブラジルのサントス港に到着しました。

当時の移民募集ポスター
■「ブラジルの奇跡」と呼ばれた70年代の経済発展から一転して、急激なインフレに見まわれた80年代のブラジルでは、移民やその子孫たちが諸外国へ出稼ぎに行くようになりました。
 ペルーでも、70年代から80年代にかけて軍政が敷かれて、経済も不況に見まわれ、国外に出る人が増えました。
 ちょうど100年前の1908年から【D    】年まで、約【E   】万人の日本人が世界各地に移民しました。そのうち約【F   】万人がブラジルに移民し、その子孫も含めると約150万人のもの日系人がブラジルで生活し、ブラジル経済を支えています。ペルーにも2万人以上の日本人が移民し、約8万の日系人が現在も生活しています。
 そうしたブラジルやペルーなどの日系人が、「日系二世・三世とその家族の滞在を認める」という、1990年の【G    】法改定で、日本に働きに来るようになったのです。

■南米から「渡日」した日系人をめぐる問題■
 現在、【I   】万人近くの日系人が日本で暮らしていますが、ほとんどの人が「渡日」に際して、日本語での会話や読み書きができず、「【J   】の壁」にまずぶつかります。日本との文化・習慣の違いに戸惑うこともたくさんあります。
【08-4-24毎日新聞】
 彼等を受け入れる日本政府や企業は、【K    】としか見てこなかったので、彼らの人権や生活を保障する手立てをほとんどとってきませんでした。日本社会には、外国人への差別意識が根強くあり、彼らの生活は厳しいものになっています。

 とりわけ、子どもたちは、最初は珍しがられても、やがて無視されたり、ひどい「いじめ」を受けて、苦しい学校生活を送らざるをえなかったり、言葉も分からずいじめられる学校へは行けなくなったりすることもあります。

■ともに生きる社会をめざして■
 現在、【L        】からの看護師・介護士の受け入れが進められていますが、その人権や生活、そして子どもたちの教育が保障される社会を作っていかなければなりません。
 2007年末の外国人登録者数は215万人となり、日本の総人口の1.69%、つまり【M   】人に1人が外国籍です。外国にルーツを持つ日本国籍者を含めるとさらに多くなります。
 みなさんが将来働く職場に外国人が働いていても不思議ではありません。すでにバイト先に外国人が働いているという人もいるでしょう。夫婦で国籍が違う結婚を【N    】結婚といいますが、いまや十数組に1組が(N)結婚だといわれます。みなさんや、みなさんの子どもが(N)結婚をするかもしれませんね。

 こんな話を聞いたら、どうしますか?
ちょっといらいらしていたので、職場の外国人の同僚につい「そんなこともできないなら、もとの国に帰れ」と言ったら、すごく怒ってケンカになった。


答 A ブラジル、B フィリピン、C ペルー、D 1973、E 103、F 25、G 入管法(出入国管理及び難民認定法)、H 笠戸、I 40、J 言葉、K 労働力、L フィリピン、M 59、N 国際