テキストの光と影
2005-08-27 up
緑字・・・・配布レジメ以後の加筆部分

《テキストの特性》
◆そぎ落とされるノンバーバルコミュニケーション
◆テキストだから素直になれる、先鋭化してしまう、錯覚をもたらす
 ※校内LANクラス内チャットで、相手が誰か分かるのに言葉が過激になったという中学からの報告
◆メールの意味・・・・本文より、「メールが来ること自体」「メールの数」「即レスかどうか」に意味
◆メールの相手の大半は身近な友達・・・・コミュニケーションの二重構造
   ・・・・メールで飛び交う悪口やうわさ・・・・人間関係の慎重さ・緊張感
◆親子や夫婦間のメール・・・・絆の修復、新たな不安

    「自己を確認する『鏡』」(岡田朋之)・・・・周囲にどう思われているか
    「メールが来ない」という恐怖、関係が途切れる事への不安(「メル友を持ったニホンザル」(正高信男))
      ・・・・膨大なメール数、不安定な青年心理、ケータイが手放せない子どもたち
   少女が出会い系に登録すればあっという間に膨大なメールがきて犯罪に巻き込まれる
◆ネットバトル、フレーミング
   ・・・・言葉足らず・文字が残る・閲覧者への面子・無責任な匿名空間・煽る野次馬

《ネットの落とし穴》
◆奪われる心と時間とお金と現実感覚
  ・・・・気になる反応、もう一人の自分(カーソナリティーならぬネット人格・オンラインペルソナ[仮面])
  ・・・・「あと1分シンドローム」(キンバリーヤング)、「ケータイネットタイムワープ」(小此木啓吾)
◆危険な「要は単なる使いよう論」「ほどほどに使えばよい論」(もう一つのデジタルデバイド)
   ・・・・出会い系にはまる子と近づかない子、授業中のメールに返信する子としない子
◆60秒でできる個人サイトサービス・・・・カフェスタハンゲームふみコミュなど
    ・・・・「出会い、おしゃれ、デビュー」、アバター、プリ交、BBSで深夜まで言い合い
 ※Cafesta版「kurochanほっトコーヒーclub」
◆逃げ場として開設した個人サイトのBBSやチャットへの不快な投稿・発言
    ・・・・「居場所」への侵入、特権の侵害・・・・佐世保事件

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