「家庭でルール設けて」
携帯電話を考えるシンポジウム

子どもへの影響を討論

(奈良新聞記事2005.8.12より抜粋)
2005-08-23 up


 パネルディスカッションのコーディネーターに県立耳成高校の堀内伸起校長、パネリストに奈良新聞社の浅野詠子記者、県立□□高校の□□□□教諭、武蔵野大学現代社会学部の佐藤佳弘教授、県警少年サポートセンターの吉村亨枝さんが参加した。
 携帯電話の光と影の側面について浅野記者は、携帯電話が情報弱者をサポートする優れた面に触れながらも「凶悪事件を契機に、携帯電話に対して防犯への過大な期待が集まり、大人たちの冷静さを欠いた監視に利用されている」と指摘した。佐藤教授は、低年齢層への浸透によって出会い系サイトが犯罪の温床になっていることに注意を呼びかけた。
 吉村さんは、携帯電話を通じて少年少女が被害者や加害者となった売春や児童ポルノ、監禁など県内で起きた事件を紹介し「冷静な第三者からすれば考えられないことを、少女たちは信じて犯罪に巻き込まれる怖さがある」と話した。□□さんは「教員も親も知らないうちに子どもはさまざまな情報に接している」と危機感を示しながら教育現場の実情を報告した。

Back Top