おまけ企画 「島田(仮)」 



「……え? 二人で遊びに?」
「う、うん。だめかな?」

 俺は ドキドキしながら訊いてみた。
 う〜ん。ちょっとわざとらしかったかな。もう少し雰囲気を盛り上げてから言えばよかった。
 彼女の名前は由里。サラサラのロングヘアーの、典型的ヒロインのような美少女だ。
 ま、今回は失敗したかな。でも彼女、押しに弱そうだから次こそは……。

「いいよ」
「……え?」
「わたし、遊園地好きだし、いこっか」

 ……ぅぉぉぉおおおおおおおおおっ! やったぜ!
 まさか遊園地でOKもらえるとは思わなかったが、これで明日はデートだ。

 よーし、遅刻しないように今日は早く寝るぞ。おやすみ〜。

 ………………。

 というわけで翌日。

 ……ん? な、何だこの感触は?

 慌てて起きあがると、俺の両隣には全裸の少年と少女が眠っていた。
 ……って、うおおおおお!? お、俺まで全裸じゃないか!
 い、一体何があったんだ? 全く覚えがないぞ!

「あ……おはようございまーす」
「おはようございます」

 目を覚ました二人は俺に挨拶すると、しなだれかかってきた。

「ねえ……昨日の続き、しませんか?」

 おい! 何だこの展開は! ……い、いいのか?
 あ……しかし、今日はこれからデートじゃないか。早く行かないと遅刻してしまう。
 ど、どうする?
 ちなみに、二人とも十二歳くらいで、かなりの美形である。



1−1.もちろんデート優先!
1−2.俺はロリコンだから美少女と……。
1−3.俺はショタコンだから美少年と……。
1−4.せっかくだから二人と……。
1−5.それより昨日のことを訊く。