ジェイフォー熊本に死す!

球磨川えびのの「あ、あやしいー!」旅をお送りします。
しかし、第1話にこんなサブタイトルが付くでしょうか?



準備に手間取りつつも、午後11時頃には無事川内駅に到着しました。
着いてから私が真っ先に行ったことは 「たこ焼きの購入」でした(笑)。 実は川内駅に軽食の自動販売機がありまして、夜食として購入した次第であります。

さて、そうこうしているうちに博多行き特急「ドリームつばめ」が3番線に入線しました。
乗車、発車、検札。ここまでは私が過去に何度も乗った「ドリームつばめ」と同じ光景です。
しかし、今回は違っていました。 バッグからアニメ「トランスフォーマー カーロボット」に登場する人気キャラクター集団 「チーム新幹線」の玩具を引っぱり出しました。
「トランスフォーマー カーロボット」とは、正義と悪のロボット生命体が戦う物語であり、 チーム新幹線は正義の軍団、サイバトロンに所属しています。 チーム新幹線は、500系に変形する「ジェイファイブ」、 700系7000番台「Rail Star」に変形する「ジェイセブン」、 E4系「Max」に変形する「ジェイフォー」の3人で構成されていて、 彼らが合体すると巨大ロボット「JRX」になります。
そして、先程購入したたこ焼きと一緒に撮影し始めたのです。以下の写真がその証拠であります。

右側のビールは見なかったことにしてくれ。

このときの写真は、「変形武者」内 「トランスフォーマー ザ・ギャラリー」にも載っております。

さて、まもなく眠りについた私ですが、目が覚めたとき、列車は熊本駅に着いていました。
時刻は午前3時ちょっと前、発車時刻の午前4時まではあと1時間ほどです。 時間調節のために行う長時間停車の最中なのです。

ここで少し長時間停車について説明します。
昼間に走る特急「つばめ」だと博多〜西鹿児島間を4時間弱で結んでいます。 ところが、夜行の「ドリームつばめ」が発車時刻そのまま(西鹿児島発23時45分) で同じペースで走ると博多着が午前4時前になってしまいます。 接続する新幹線は午前6時以降の発車ですので、2時間も博多駅で待たされてしまいます。
そこで、熊本で長時間にわたって止まることにより程良い時間に到着するようにしているのです。

また寝ようとしましたが、なかなか寝つけません。 そこで、先程登場したチーム新幹線の撮影会を行いました。
考えてみれば、真夜中の駅に行く機会は滅多にありません。 それに、特急「つばめ」の名物設備であるビュッフェ(軽食堂)も 普段は少なからぬ客がいて撮影どころではありません。
さっそくビュッフェがある4号車に行きました。

ビュッフェのカウンターに一人たたずむJRX
JRX「私たちもビュッフェ欲しいな・・・。」

ここはどこ?
ジェイファイブ「どこにいるのかわかるかな?」

窓側にあるテーブルの上にいます。
ジェイセブン「窓側にあるテーブルの上でぇい!」

チーム新幹線、特急「ドリームつばめ」のビュッフェに参上!
(左からジェイセブン、ジェイファイブ、ジェイフォー)
ジェイフォー「なんかコンサートやってるみたいなんだなー。」

車内での撮影を終え、列車を出て駅構内で撮影です。
まずは熊本駅にいるということで、駅名板をバックに撮影しました。

JRX、熊本の地に参上!

あたりを見回すと、ホームの反対側(5番線。ちなみに「ドリームつばめ」は4番線に停車中)に なぜかディーゼル機関車が止まっていました。
これをバックに撮ってみようと駆け寄ったところ、何かが落ちる音がしました。
手に持っていたJRXを見ると、腰アーマーがなくなっていました。 恐る恐る下を見ると、なくなった腰アーマーがあったのです。 JRXの腰アーマーは、分離形態ではジェイフォーの右腕と肩アーマーになります。

折れてるー!

この作戦では、チーム新幹線を被写体として何度も撮影する予定であります。
その出だしにおいてもう三人の主役のうち一人であるジェイフォーが壊れたことにより、 新しいジェイフォーを購入するか壊れた彼を修理しない限り、 残り二人(ジェイファイブ、ジェイセブン)だけで撮影しなければなりません。
ショックを受けた私はただちに撮影を中止しました。

座席に戻り、今後の対策を考えることにしました。
新品を購入する場合、玩具店やデパートといった店に行く必要があります。開店は大抵午前10時です。 博多駅にいるのは午前6時頃であり、店が開いているわけがありません。 購入可能になるのは東京駅到着(午前11時28分)後になります。
修理する場合、瞬間接着剤が必要になります。 新品のジェイフォーよりは大分購入しやすいのですが、 それでもキオスクに置いたところで売れる品物ではありませんので、 やはり東京駅到着後しか購入できません。
いずれにしろ東京まではどうにもならないとわかり、無理矢理眠りにつきました。



次回

もどる