第4章
黄金の世界

いよいよ「ゴールドパーク串木野」探検も佳境に入ってきました。



再び順路を進むと、目の前に金塊(のレプリカ)が積み重ねられていました。

これまでに産出された金はこれだけの量になるのですが、一世紀かけてもこれだけしか採れないと考えると、 いかに金という物質が希少なのかよくわかります。
それでも、猫一匹のエサに直すと途方もない年月分にはなりそうです。


火山や水晶のジオラマを過ぎると(うまく写真が撮れませんでした)、神社がありました。 まだ初詣に行っていなかったので(注・取材日は1月6日)、ここで済ませることにしました。
これは後ろからの撮影です。


左右からの撮影です。


正面から……のつもりだったのですが、俯瞰(ふかん)写真になってしまいました。

球磨川えびのは、代表としておみくじを引きました。その結果はいかに?
以下の写真をクリックすると、拡大図になります。


いろいろな金製品(のレプリカ)が飾ってあるイベントホールを過ぎたところで、千賀子と由利子の姿が見当たりません。 あたりを見回すと、二人の声がしました。
「球磨川、ここだ。」「えびのさん、こちらですよ。」と二人の声。
「そこにいたんですか……って、なんという所にいるんですか。後ろの仏さんによる仏罰が当たりますよ。」 と呆れ顔で答える球磨川えびの。
なんと、二人は「黄金の観音像」前にある賽銭箱上部の狭い隙間の間にいたのです。
「大丈夫だ。実家が神社だから、神の御加護で仏罰は大丈夫だ。 それに、仏罰は球磨川のところに転送されるようにしてあるから。」とは千賀子の弁。
「私のほうも、事情は沢口さんと同じですから。」と、由利子も続きました。
そういえば、由利子さんは元・巫女さんだったなぁ……って、そういう問題じゃないのに。 

二手に分かれて記念撮影です。


観音像を過ぎるとすぐに駅に到着です。この奥は出口になります。


駅には売店のほかに、いろいろな鉱物が展示してありました。それらのうちの一つが黄鉄鉱です。


けろぴーの顔の緑色ががはっきりと映っています。結晶がもっと大きかったら、鏡そのものです。


ぴろを上に乗せて撮りましたが、すぐに降りてしまいました。ゴツゴツしていては当たり前です。


遊進団のレディー二人を撮ったところ、由利子さんの足元でフラッシュが反射しました。


帰りのトロッコ列車に乗って帰るところです。
長い坑内を歩き回った後にもかかわらず、あまり疲労の色は見えません。 こいつら全員、球磨川えびのが担いでいましたからねぇ。
代表者(兼パシリ)だけが疲れた状態で、この取材は終了しました。




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