今回は木製部品オンリーです。 | |
しかし、その木製部品が今回については薄い板から切り取る必要があります。 | |
でも切り取りやすいのは幸いだな。 |
なぁステイメン、今組み上げているのは艦載艇を出し入れする所だな? | |
それで間違いないでしょう。 | |
艦載艇収容のために、わずかながら船体が切り込まれていて、その結果生じた水平部だ。 |
次は水偵(水上偵察機)や水観(水上観測機)用の格納庫がある甲板の接着です。 | |
ステイメン、奥まではまったか? | |
こっちは奥まではまった。そちらは? | |
もちろん大丈夫だ。 |
フッフッフッ……この中に水偵が格納されるのか……。 |
千賀子……どいてくれないか。水偵格納庫側壁がまだ組みあがっていない。 | |
すまないな、ウイング。最近、あいつのせいなのか、どうも組み上がっていく大和を見てうっとりしてしまうのだ。 | |
作っている物が完成に近づくと、そうなるものです。気にしないで行きましょう。しかし、すっかり大和プロジェクトになじんでいますね。 | |
こらっステイメン、別に…… | |
わーいツンデレツンデレ〜。オイラにもやってやって〜。 | |
ステイメン、フォールディング・バズーカを球磨川の奴にお見舞いしてやってくれ。 | |
ゆくぞ!でやぁーっ!!(フォールディング・バズーカ発射) | |
(砲弾が命中して爆発)ぎゃーす! | |
さて、俺達は作業を再開するぞ。 |
ふぅ……後部の甲板を接着したわけだけど、自分とウイング、それぞれの手首の間にあるはずの壁が切り欠きがある。何故だ? | |
よ〜く気付いたねぇステイメン君。実はねぇ、さっき君達が細長い甲板を貼り付けたあたりのほかに、水偵格納庫の両サイドにも艦載艇の格納庫があったんだよ。 | |
どうもありがとうございます……って、球磨川さん、こんなに早く起き上がるとは! | |
さっきはバズーカ砲弾をどうもありがとう。こっちからもお返し…… | |
球磨川、後ろ後ろ。 | |
球磨川、薀蓄(うんちく)をたれるだけならともかく、作業の邪魔をすると俺のバスターライフルによる銃撃もプレゼントしてやるが、どうだ? | |
いえ、ご遠慮させていただきます……。 |
船体の切りかかれた部分の側壁の接着です。 | |
第16フレーム(ウイング(下)の左手と、ステイメン(上)の右手がある辺りのフレーム)が曲線になっているので、それに応じて曲げ癖をつけてある。 |
んでもって、今回の作業は終了です。作業が艦尾だけでしたので、艦尾だけボリュームが増しています。 こちらは真上からの撮影です。 |
そして斜め上からの撮影だ。 |
前回も下の写真と同じようなアングルから撮影したけど、艦尾の甲板を張ったせいで大分進んだように見えるな。 | |
いや、実際わずかな面積ながら、外板を張り始めたのだ。これから外板関係で骨が折れる作業が続くぞ。球磨川の奴が作業を投げ出さないようにしなければな。 | |
私も最大の問題はそれだと思っている。よろしく頼む。 | |
お前ら他人の精神管理が最大の課題ですか、プンプン。 |