韓国覗き見の旅路



KAZ 2010年3月11〜13日





 ひょんなことから韓国への旅が出来ることとなり、行ってきました韓国へ。
団体旅行なので行動に制約があり、車窓見学が中心になりましたが、なかなかどうして色々と見所がありました。
覗き見た隣国を、拙い写真と併せてご紹介。


浦項市街地

 釜山から約2時間、鉄鋼と漁業の街、浦項市に到着。

左:浦項市街地外周道路と覚しき路
中:浦項市街地俯瞰
右:市街地とPOSCOの工場群

 浦項市では色々とシゴト?もあったのですが(浦項市広報大使に任命されてしまいました。ポハン良いトコ一度はおいで♪)、主な仕事は広報宣伝のための現地視察。日本統治時代に日本人漁業従事者の集落があった縁もあり(現在保存活動を展開中)、浦項市は日本企業の進出や観光客の誘致に積極的です。


POSCOの工場
全般的にカラフル

日本人村の残存建築物(旧旅館)

旧市街の市場

 この日は浦項泊。夕食後は同室の人と別れ、ひとり浦項の夜道へ。

左:新道側を走る市内循環バス
中:旧道沿いの「飲食店群
右:新道と旧道を結ぶ路地にはハンプを設置
 場所としては旧市街の外縁にあたる新市街的なエリアのようで、ロードサイド型の店やオフィスビルの裏に旧道があり、そこに飲食店が並ぶという場所でした。私はまずコンビニに向かい、韓国での行動に必要な「モノ」を調達します。

コンビニで販売しているストラップ型のT money。デザインも多種多様。 公衆電話でも使えます

 実質的に韓国全土での共通電子マネーになっている「T money」です。日本におけるSuica等に相当するものですが、交通乗車だけでなく物販・観光施設での支払い、公衆電話での利用など、開発当初から共通電子マネーとしての機能が意図されていた様子。面白いのは、カード型のみならずストラップ型やキーホルダー型など様々な形態があること。読み取り機も、それを前提としてそれぞれ設計されています。浦項市でもバスでの使用やコンビニでの支払い、公衆電話での利用などが可能でした。ソウルではタクシーにも乗れますし、街角の売店や美術館・博物館・公共施設でも使える等、持っていて損はないものです。



 Tmoneyも無事購入・チャージし、ではバスを見てみようかと大通りを暫く歩くと、なかなか立派なバス停がありました。



市内のバス停

 シェルターはもちろん、接近案内や各種情報を表示できる液晶モニターが設置されています。接近案内は文字だけでなくアイコンも使って、わかりやすく表示しています。残念なことに英語など外国語での表記がなく、ハングルの読めない私には詳細は分かりませんでしたが、数字やアイコンを見れば大よそのことは分かりました。系統番号も全系統に付けられていますし、ソウル市などと同様と思われる車体カラー識別方式で大凡の路線形態が掴めるので、字が読めずとも意外と判別しやすいです。

車体色 輸送形態
拠点間速達型
都市圏幹線系統
都市内支線系統
都市内循環系統
この他にも都市間高速バスや座席バスと呼ばれる
ハイグレード車両を用いた郊外路線もあります


 韓国では都市部に限らず、郊外やローカルエリアでも待合所(シェルター)がかなりの割合で整備されています。

郊外の従来タイプ

浦項市内の新型シェルター

左には自立型の案内モニタがあります

ここにも自立型の案内モニタを設置

慶州市シェルター 仏都にちなんだデザイン

慶州市シェルター こちらは標準タイプの様子

 都市によって若干のアレンジがあったりするようですが、浦項市においては案内モニターの設置が推進されているようで、シェルター一体型だけでなく自立型の別設置タイプも多く見かけました。同様のものはこの後大邱市でも多く見かけられ、バスを公共交通の主役として再整備している様子が窺えます。

大邱市のバス停

KTX、そしてソウルへ
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