
− 2006年08月04日 −
| 『八王子』 | ![]() |
8月の子供の大行事に昆虫採集がある. 最近の風潮として、デパート等でカブト虫やクワガタ虫が売買されているが、当家のポリシーとして生き物はお金をかけずに手間隙かける、が挙げられる. とは言え、この方針も親からのお仕着せではなく自然に定着しており、宿題せずとも虫捕り、発熱しても虫捕り、おやつをぬいてでも虫捕りと、ファーストプライオリティ業務になっている. しかしながら東京での虫捕りにも限界が有り、やはり有識者の加護が必要であり、我が家で言えば釣り伯父の光臨となる訳である。 前日の釣り場である鬼怒川から早朝移動でAM10:00に我が家に来て頂き、早速、近場のポイントに移動する事とした。ポイントと言ってもこの場では明記する事は出来ず、例えるならば、マツタケのポイントを一子相伝するが如く、虫捕り人種にはそのポイントは何よりも大事なコンフィデンシャル事項になるのである。 この最初の八王子のポイントは残念ながら本日は収穫無しであり、伯父の指示により山梨方面に移動とする事となった。 当初から山梨方面である事は聞かされており、道志か大月かその辺りかと勘ぐっておったが、伯父から出た言葉は 『ひとまず甲府昭和ネ』 と、数箇所の移動を暗示するお告げであった. |
| 『山梨-A』 | ![]() |
上述の通り、ポイントは極秘である事から目的地までの詳細は省くが、高速降りて山道登って、細道入って、獣しかいないような場所で車を止めた.おっと、その前に上州屋(釣具店)にて諸々の必要品を調達し、その一つが伸縮自在の高性能虫捕り網であり、それを装備し、獣道からさらに沢まで道無き道を下っていった.ちち一人では到底「危ないから降りるな!」と言いそうな急坂を伯父を先頭に5人で(伯父→亮→勘→鉄→ちち)ガンガン下っていく。全員が揃うまえに更にもう一段下に向かってガンガン下がる.そうこうしている内に昭和の頃に嗅いだ「虫の匂い」に包まれてきた.素人目にも「これは捕れそうだ」と感じると同時に伯父の意見は異なっていた. 「これだけ条件が揃っていて一匹もいないと言う事は、業者に先を越された・・・ポイントを変えよう」 と、伯父のライバルは既に業者(=虫捕りのプロ)であった・・・ |
| 『山梨-B』 | ![]() |
次のポイントまで移動は、獣道から山道を下りて、いったん市街地を抜けてまた山道を登り、こんどは獣道ではないが、どう見ても地元の人しか曲がらないような小道を入った辺りで車の停止指示が出た. 既にPM3:00ではあるが、気温が高くカブト虫がいるような気配は無い・・・伯父は木に登ったり、道無き道を登ったり色々トライはしてくれたが結論は『夜まで待とう!それまで釣りネ』 出ました!伝家の宝刀です.再度小道を下り、山道を下り、川沿いの小道を色々検索し、車を停めて藪を掻き分け漸く川に到着.やっと腰を下ろして休める、と思うも束の間「ここはポイントが悪い」と川の水温、石の裏の藻の生え方等々の検索を終えた伯父の決断が下された. 再度、車に乗り込み富士川の支流にまで足を運び、車幅ぎりぎりの支柱の間から川辺に降り漸く所望のポイントに到着する事となった. 釣りの道具は、甲府昭和に着くや否や立ち寄った上州屋で購入した釣り糸と針のみ.それを拾った木の棒に結び付けて即席の釣竿の完成となった. |
| 『山梨-C』 | ![]() |
ちちは釣りには興味はあるものの詳しくなく、伯父が子供達にその知識を伝授するのを横で聞いて、少なくとも技術は無くとも理屈をおさえるように心がけている. 今回の釣法は「あんま釣り」というものらしく、水面に平行に浸した釣り竿をゆらゆらさせている様がまるで"あんまさん"の杖のようなのでこの名になったという事らしい. ※後日WEBで検索した所、禁止の漁協が多いらしい・・・ 通常の釣りと違い、釣れるまでの時間も下半身が水に浸かっており、飽きる事もなく子供には適した釣りと言えよう. と思うも束の間、ものの数秒で鉄の即席つり竿に手ごたえが! |
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釣った魚はこの通り! |
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亮は卑怯にも伯父の正式な竿で、伯父の指導の元、獲物を獲得! で、この後、それぞれ2匹づつ程度の釣果があり、また伯父もある程度の自分の釣り時間も過ごせ川を上がる事にしました. PM7:30(ほぼ真っ暗)に! まだ山梨なので、これから直帰しても家に着くのがPM9:30程度なので飯ぐらい喰ってから帰ろうかと思っておりましたが、相手は伯父と悪鬼×3匹・・・帰るという選択枝はない前提で会話が進んでいきます. ちち「飯はどうする?」 4人 「と言うか、飯の後はどうする?」 ちち「・・・では、あと一箇所ぐらいなら・・・」 4人 「ではさっさと喰って移動しましょう」 と言う事で、ラーメン屋でラーメンをかっこみ、再度ポイントBに向かい車を走らせました. しかしながら目当ての虫はおらず失意のどん底に沈む亮と何故か伯父・・・(勘と鉄は少々疲れが見えてきている) 亮/伯父「ここまで来たら、手ぶらで帰るのは不本意」 亮/伯父「本当にこれで良いのか・・・orz」 と、どう聞いても最初のAポイントも行かない事には収まりがつかない雰囲気になり、「行きますか?」と言わざるを得なくなり、再度闇夜に車を滑り込ませる事となった. |
| 『山梨-A夜』 | ![]() |
昼間でさえ、ちょっと危ないと思わる沢への急勾配(写真の矢印)でも伯父/亮コンビはものともせず下っていく.街灯は無い、懐中電気はひとつのみ(あとは携帯のランプ)、それらの貴重な資材は二人に託し、勘/鉄/ちちの3名はベースキャンプとなる車周辺で待機となった. 沢の方(と言っても真っ暗闇)を見下ろすと、時々、懐中電灯の明かりがふ〜ら ふ〜らと揺れており二人の生存が確認出来る。 と、その時、「いたぁ!いたぁ!」と亮の大声が響き渡った.どうやら念願のカブトムシ(♂)の発見らしい.伯父の正確な捕獲により、漸く長い長い一日が無事に綺麗な幕引きを向かえると思い、ベースキャンプの3人で大きな拍手でお祝い(むしろ帰宅出来る事への祝福)をした矢先、意外な言葉が耳に入ってきた. 伯父:「よし、次!」 亮 :「もちろん!」 三人:(・д・)ハァ? 結局、数匹の捕獲をし満足げな顔をした二人が暗闇から上がってきたのはPM9:30を過ぎていました. 漸く帰途につき、帰りの車で動いていたのは、捕獲された昆虫だけでした・・・orz そして家に着いて、死体のような三人を風呂に入れて(川遊びしたのでそのまま布団に入れる事はご法度)、漸く長くも充実した一日が完了となった. そして、その1時間後に"はは"が呑み屋から、これまた充実した一日を完了して帰宅してきた. |