設計に対する質問 (その1)

設計料について  Questions about design reward





   Q.「設計事務所は本当に割高なのですか?」

         設計事務所に依頼すると設計・監理費が工事費の8〜15%かかると聞きました。
 つまり、住宅メーカーや工務店に比べて、建築費がその分、割高になるということですか?



   A.「高いと思われていますが
          必ずしも高いという訳ではありません」



 よく、建築家に設計を頼むと高額な費用がかかり、ヘタなことを言うと怒られそう等の声を 聞きます。それに気になるのが設計料。確かに建て売りや住宅メーカーならば必要有りませ ん。余分なお金を払いたくないというのは当然の事でしょう。建築家が敬遠される理由の多く はここにあります。
 これは大きな誤解です。確かに、敷地条件や建てる住宅の内容によっては、設計事務所の方が 高くなる場合があります。しかし、家をつくるには、建物本体についてのハード面(実際の建築 設計作業)はもちろん重要ですが、住宅を設計する際に関わることになる「構造・材料・設備」 など色々な要素を考慮し、完成までプロデュースできる確かなソフト面(基本構想〜基本設計〜 実施設計〜工事監理)等が不可欠となります。
 この住まいづくりにおけるソフト面に携わっていくのが私達、建築家の仕事なのです。
 何度も何度も繰り返し打合せ(対話)を行う中で、予算・土地の広さ・敷地条件、みなさんの 住まいへの想い等、あらゆる情報を基に、その敷地の持つ特性とみなさんの希望にかなう最良の 家づくりを進めていきます。
 住まいづくりには、「みなさんのスタンスに立って家づくりを進めていく」ため、最初の打合せ から竣工引渡し(住まい始める)までに住宅メーカー等よりもかなり多くの時間を要します。 「新しい家を建てて住まうということ」は「(ただ何となく出来た)家に合わせて生活 する」のではなく、「将来の周囲の変化や暮らし方の変化も予想しながら、“自分の生活スタイル に合った家”を建築家と共に創って住まう」ということを理解して下さい。
 私達にとっての家づくりとは、みなさんと同じ視点に立つことから始まるということなのです。
 これに対して、住宅メーカーでは、既に用意したプラン集の中から当てはまる図面や材料を パッチワークのように組み合わせ、それに修正を加れば出来上がるので、設計作業が比較的簡単 です。さらに、住宅メーカーや工務店によっては「設計料はサービスです」という会社がありま す。そう説明されたとしても、費用の内訳が明確でないので、その言葉を、そのまま受け止める ことに疑問が残ります。たとえサービスと言ったとしても、無料というわけではありません。言 い換えれば、サービスできる程度の設計内容であると言えるかも知れません。また、不明瞭な見 積で、工事費の中に入れてしまっている場合もあるでしょう。
 これらのことから、きっちりとした設計・監理を行うという前提で、設計事務所の設計・監理費 が決して高くないことをご理解いただければと思います。




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