MAP中に●で記した箇所には、かなり異様なオブジェクトが存在していた。
それは紅い、縦長の板のようなものだが、四隅が角ばっていたので“扉”と解釈するべきだろう。
しかしそいつは壁に面しているわけではない。扉が一枚、路上に立ち尽くしている。
不気味さに拍車をかけるように、扉の表面には無数の人面が浮かび上がり、しかも蠢いている！
とにかく気色悪いこの扉、一切攻撃はしてこないが、こちらが一方的に攻撃することはできる。
約15回ほど斬り付けると人面が消え去り、触れれば中に侵入できるようになる。
（移動する・しないの確認は無いので注意）
中に入ってみたところ、そこは地獄だった。
明らかにこの世とは思えぬ異世界に、姉チャン達は迷い込んでしまう！
場所の状況を説明すると・・・かなり広い円状の広場。骨の柵が辺りを覆っており、どこにも脱出口は無い。
辺りは薄暗く、床は血のような液体（物体？）で満たされていて、まるで恐竜のような生物の白骨死体が
あちこちのぞいている。天井からは血が絶え間なく滴り落ち、このような場所で
約20体から構成されるゾンビ小隊と、四度も戦闘しなくてはならないのだ！
アイテムなどは置かれておらず、現地調達か、頼るならあらかじめ所持したアイテムしかない。
敵にゾンビカラスは見当たらなかったが、前作で数多く出現した身体の燃えているゾンビ、
そしてどういうわけか拳銃装備のポリスゾンビがあちこちに存在する。
燃えゾンビは一般ゾンビの能力値が多少上がっただけの敵なので、さほど脅威ではない。
反対にポリスゾンビは、この空間で最大の難敵となる。
何しろ画面外から平気で発砲してくる上、弾丸一発で彩のライフの約1/3を奪い去っていく！
ダメージが尋常でないほど強化されているのだ。（弾を叩き落せるかどうかは未確認）
恐らく、製品版では発射音を頼りに回避も可能だろうが、大音響のゲームショウ内においてそれは難しい。
この空間に迷い込んだが最後、ゲームオーバー後にリトライしても
ここからの再スタートとなってしまう為、プレイを断念した方が多数居た。
しかし、筆者はどうにかクリアしたぞ！！
ステージの特色として、彩の穢れゲージが勝手に上昇していくという点が挙げられる。
本作はキャラの顔アイコンに血が侵食（溜まって）いく仕組みなので、穢れゲージとは言わないのだろうか。
それはさておき。
ゾンビ集団を適当にあしらいながら、ゲージが上昇するまで逃げ回ろう。
無事に暴走発動（新モーションが、これからブリッジするのか？というくらいのけぞるので呆然…） したら、
暴走時の居合いで一気に勝負をつけようという作戦を立てたわけだ。
有効範囲の広さは従来通りで、部屋全体のゾンビにダメージを与えることができた。
しかも驚いたことに、通常の斬り攻撃ではなかなか倒せないポリスゾンビまで一撃だったことから、
暴走時の居合いは必殺の威力？なのかもしれない。
こうして、第一・第二・第三のゾンビ小隊は暴走居合いで片付けたが、四番目のゾンビ集団が現れた
ところでライフが限界に。仕方なくアイテムの女神像を用い、
（ステージの特性を考慮してか、このアイテムだけは頻繁に出現してくれる）
後は己の力量で挑んだ。そして、どうにか勝利を収めたというわけである。
ゾンビが全滅した時、画面中央に金の光が出現。キーアイテムを表す青い光を、金色にしたものだ。
これに触れるといったい何が？
無事に、もとのMAPに戻ることが出来ました！ひゃっほう！
・・・・・・・・って、これだけ！？
場所は、異世界に入り込む為の扉があった場所で、扉自体は消滅している。しかし悲しいかな、
特別なボーナスが手に入った様子（演出とでも言おうか）は、一切無かったのだ。
・・・単に、上級者向けのバトルステージなのか？
スタートして間もないBの部屋に、強制戦闘ポイントより目立つとこに扉があるものだから始末が悪い。
まさに初体験者キラーなこの空間、先に進んだDの部屋でも、全く同じ扉を確認することが出来た。
しかしDの部屋に行き着くには、三度の強制戦闘を経験しなくてはならず、
初期ステータスではどうしても10分以上の時間が必要になる。
ゲームショウでは、当たり前だが大抵の場合待ち人がいるので、長時間プレイすることは
スタッフと筆者の良心と、何より待ち人が許さない。
Dの部屋まで行き着くことが困難であった手前、Dの部屋の扉には侵入していない。許せ。
というわけで、今後のステージにも多数見られるであろう謎の扉。
全てが上記で紹介したようなバトルステージなのか、
全て制覇すると何か特典があるのか？ 興味は尽きない。