3ページ

 オランダの食事と料理

 レストランでは、昼食・夕食ともに、一般的には
 「ビール・ワイン類」をまず注文して、次に料理として
 「スターター」と「メイン」の2品を頼みます。

 スターターはスープ・前菜・サラダなどから1品を
 注文しますが、この量が様々です。
 メインは魚又は肉料理ですが、日本人の感覚の
 2倍か、それ以上のボリュームがあります。
 パン・バター・ジャガイモ、時にはサラダは
 注文しなくても出てきます。

 5〜6人でレストランに入ると たいがい2〜3人は
 メインを残しています。 私はほとんど平らげていま
 すが、その結果は、当然、体重増加です。

 食後にデザートやアイスクリームはと聞かれますが、
 これも量が多いです。私は、コーヒーを頼みます。

 オランダでの食事の第1印象は、とにかく
 量が多いことでした。そして、味は良かったです。

 クアハウス・ホテルの裏のレストランで、
 ムール貝や舌ヒラメをゲップが出るほど食べる。
 もちろん、マナーとしてゲップは出してはいけません。
 スープやコーヒーもすすらないようにしましょう。

スープ
オランダで、私が初めて出会った美味いものは、
「マッシュルームスープ」でした。
右の写真のデ・リエーのレストランが1番旨かった。
他に野菜スープとカレースープがあったが好評だった。

普段の昼食は、ビジネス・ランチといって、会議室で
色々なサンドイッチとミルクやコーヒー・紅茶でした。

ブレッド
このサンドイッチのパンがなかなか美味かった。
バウンズ・白コッペ・ライブレッドと種類も多く、
これらが、全ていい味がありました。
オランダのパンは美味いですよ。

 クロケット
 サンドイッチの具は、ハム・ローストビーフ・玉子・野菜類
 そして、日本人全員が美味いと言ったのは、「クロケット」。
 すなわち「牛肉入りコロッケ」です。

 ゴーダ地方を移動中、お昼に左のレストランに入り、
 メニューで単品のクロケットを見つけて、すぐ注文した。
 大きな俵型のコロッケが2つと、付け合せの野菜、そして
 ソースはドミグラス。牛肉の味がしっかりしていて旨かった。

 ロウフィッシュ イール
 オランダ料理としてはロウフィッシュ=生の魚の意味。
 これは生のニシンを開いて、酢や野菜・オイルに1晩
 漬けたニシンのマリネで、ちょっと癖があります。
 刻んだ野菜と一緒に生で食べます。

 もっと癖があるのがスモーク・イール(うなぎの燻製)で、
 ベーコンの脂身の食感でした。
 うなぎは蒲焼きが1番でしょう。何人かのオランダ人も
 スモークより蒲焼きが好きだと言っていました。

魚介・肉料理
魚介類の料理も多かったし、美味かったです。
シュリンプカクテルやあさりのバター焼は適量だった。
ムール貝のボイル、味はまあまあで3人前ぐらいの量が
バケツで来ます。サーモンやターボ(すずき)のグリルは
付合せの野菜も多く1皿で満腹になります。
舌ヒラメのムニエルは40cm以上の物がよく出てきます。
味は良いのですが、片面で十分ですね。

牛肉・鳥料理は、味は濃く美味いのですが、肉は固いです。
手軽な店ほど量が多いという印象が有ります。

これらの料理はどこの国でも有りますが、
量の多さで、オランダがいちばんです。

 牛乳・チーズ
 オランダ・デンマーク共に、牛乳は美味いです。牛乳特有の
 臭みが少なく、夏の牛乳は青い草の匂いが感じられます。

 そしてチーズですが、どこの町や商店街でも、必ずチーズ
 専門店があります。オランダのゴーダとエダムのほかにも
 各国の各種のチーズがそろっています

 ゴーダチーズは熟成期間の選び方として、
 2ヶ月ぐらいが若いお嬢さん。3〜4ヶ月で熟した女性など
 と言われ、日本人には、3ヶ月ぐらいのものが合うようです。
 5〜6ヶ月になると熟成が進み、アンモニア臭も強くなり、
 表面近くがやや乾燥して、少し硬くなってきますが、
 これはこれで慣れてくるとちょっと癖になりそうです