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私が最初にオランダへ行ったのは 1995年10月でした。
旅行前のオランダのイメージや知識としては、
風車・ダム=堤防・低い土地・和蘭貿易・チューリップ栽培・
施設園芸の先進国・酪農の国・ゴーダチーズ・エダムチーズ
レンブラント・ゴッホ・アムステルダム駅(東京駅の手本の駅)
飾り窓・アンネフランクの隠れ家 といった程度でした

10月2日 確か午後3時頃に 自動車でドイツから
オランダに入りました 

国境のゲートは残っていましたが、チェックは無かったです。
ゲートのすぐ脇にあった、コンビニのようなドライブインで 
冷たいものを買い。また、フリーウエイ(高速・無料)を
時速120km前後で ドライブを続けました。

      オランダ・ドイツ国境のゲート

 オランダに入ると風景は一変し 同じ景色が続きます。
 
 道路の両側はずっと牧草地が続き、巾2m程度の水路が
 土地を区画し、排水しています。
 
 牛が放牧されていますが、土地の広さの割には頭数が
 少ない気がしました。
 
 時々、農家が道路に近いところでは、羊・馬・アヒルを
 見かけました。
 
 刈り込みが済んだ土地は、黒っぽい湿った感じでした。
 

所々に集落があります。フリーウエイから3〜5km程度
離れていることが多かったのですが、遠くからでも
教会(新)と風車があるのが良くわかります。

風車=ウインドミル

風車の周りの建物は高くなく、2〜3階建がほとんどです。
これは風車に当たる風をさえぎらない様に、まだ最近まで
建物の高さが制限されていたからなのです。
現在は電力ポンプを使っているので、風車は役目を終え
ていますが、村ごとにいくつか保存しているそうです。

風車の形は大きく2種類に分かれていて、
オランダ北部と南部で形が違います。

北部の風車は回転軸を中心に小さな小屋があり、
小屋の下が少し窪んで その下は末広がりに滑らかな
カーブか直線になっています。
南部の風車は、小屋全体が末広がりの滑らかな曲線か
直線になっていて、屋根があります

私がイメージしていたオランダの風車は南部型でしたが、
皆さんはどうでしょうか。

ほとんどの風車は羽根が止まっています。
回っているのは観光用でしょう。


 右上と左の風車の写真は南部型です。
 オランダ南西部の施設園芸地帯
 デ・リエー近郊のウインドミルです。
 
 
 
 チューリップ
 
 計7回オランダに来ているのですが、
 チューリップ畑は、1度も見ることが
 できませんでした。
 
 チューリップ栽培は球根を収穫するため
 ですので、花が咲いて、受粉すれば 
 花はすぐに摘み取られます。
 
 それで、辺り一面に花が咲いた
 チューリップ畑を見られるのは
 1年で1週間程度だと聞きました。
 確か4月末か5月初頃と思います。


 政治の首都 デン・ハーグ

車は西へ進み、アムステルダムの南南東40kmにある
「ウトレヒト」という、大きな街を通り抜け、オランダの
西海岸にある、政治の首都「デン・ハーグ」に到着。

所要時間約2時間半で、オランダ中部を東から西に、
横断したことになります。

ハーグの海岸に面して建つ 「クアハウス・ホテル」
元々は王族の夏の保養宮殿だったとか。
オランダで最高級の良いホテルです。

ホテルの裏の海岸側に、レストランや売店が並んで
いて、よく夕食を食べに行きました。
ホテルの中にカジノもあり、夕食後にひと稼ぎした。

すぐ近くに国際司法裁判所があります。

ハーグの市街地は、市電で15分程離れています。
なかなか、市街地へ行く機会が無かったのですが、
3回目の旅行の時に、3時間ほど市街地を廻る。

アムステルダムと比べると、静かで、ゆったりできる街
治安も良く、落ち着いた町といった印象です。

 


   誰の銅像かは覚えていません。


   市街地の真中に荘厳な教会があった。
   教会の名前は地図を見れば解るだろうと
   思いつつ、今日に至る。

ハーグ市街地の商店街の中を
短時間で買い物をしようと、歩き廻る。


 陶器の町 デルフト

2回目のオランダ訪問は1ヶ月後の11月初めでした。
スキポール空港脇のヒルトンホテルで1泊した後、
南部「ロッテルダム」の近くの町「デルフト」で5泊し 
最後に「アムステルダム」で1泊すると共に、
私独りで まる1日休日を楽しみました。

5泊した「デルフト」が陶器のデルフト焼きの街です。
こじんまりと落ち着いた町という印象です。
ホテルは家族経営で、豪華ではないが、
ペントハウスの部屋を用意してくれました。
ちょうど部屋から新・旧の教会が見えました。
街もホテルも気に入りました

デルフト焼きは、「デルフト・ブルー」とも呼ばれ、
ドイツのマイセンやデンマークのロイヤルコペンハーゲンと
同様に有名です。 大きな違いは、1つの会社では無く、
生産地名で出回っているので、高価なものから普段使いの
廉価な物や土産用の物まで、ランクや種類が多いです。
値段が安くて、素朴な物が多い感じがします。

      リーデンブルグ(ライオンブリッジ)ホテル
      家族経営の落ち着いた、良いホテルです。

 ホテルの前のライオンブリッジからの眺め。
 
 デルフトには、新旧の協会があり、旧教会は新教会が
 管理しているそうですが、17世紀の画家で、デルフトで
 一生を過ごした、フェルメールが眠っています。
 
 デルフト最後の夜は金曜日でした。寒い冬を目前にして、
 結構多くの人が、夜遅くまで街中をぶらついていました。
 私達も、夕方早めに全ての仕事は終え、土産物屋や
 雑貨屋等を廻り 屋台でケーキを買って食べ歩き。
 レストランで夕食後 また商店街をぶらつき、
 チーズ専門店に入るなど、色々と楽しめました。