燻製作り SMOKED    2008年 7月

  昨年まで毎年、梅干と梅酒を漬けていたのですが
  なかなか、梅干や梅酒が減らず、貯まる一方でした。

  そこで今年は、梅干と梅酒を止めて、燻製作りに再挑戦
  改めて勉強し直し、必要な器具を揃えました。

  もうひとつのきっかけは、パンチェッタ(生ベーコン)で
  2度ほど作ったものの、生食には問題有り。

  温燻による低温殺菌 65度以上をしっかり管理して
  できた燻製をそのまま生食することを目的としました。

  ホームセンターで器具を見比べ、円筒型スモーカーセット
  温度計、スモーキングウッド4種類、チップを購入
 
   

 塩漬け  ピックル法・ソミュール法
  乾式塩漬け、揉み込みなどもやってみましたが
  味ムラ、塩抜きに時間がかかるなど、難しくなるので
  漬け込み液(ピックル液/ソミュール液)を工夫する
  長期保存は考えていないので、美味しく、低塩にする

 私の標準ピックル液  塩分約15%
  水 900cc 荒塩 160g 砂糖 30g 
  セロリの葉、ニンニクパウダー、黒コショウ 各適量を
  5分ほど煮立たせ、冷まし、セロリを取り出す。
  900ccのペットボトルに入れて、冷蔵庫で保存。
  ( ローリエ・セージ・クローブ等は気が向いたら入れる )

 漬込み ポリ袋に漬込む肉を入れ、肉重量の1/3〜1/2の
  ピックル液を注いで、空気を抜くようにして口をしばる。
  冷蔵庫で5〜10日寝かせる。 塩分4〜5%になる。
   

 塩抜き  塩分が低いので、1時間ほどで良い
   ごくわずかな水を流しておくと良い

 乾燥  干しネットを使って、涼しい時期は風の通る軒下や
   夏はクーラーの前に吊るしたり、または冷蔵庫に入れる
   まる1日ほど乾燥させると、熟成も進み、風味が増す

 スモーカー  アルミの針金を3個クリップ状にして
  底板と胴、胴とフタの間にはさみ、換気の隙間を作った
 

 燻製  トータルで3時間ほど温薫
  乾燥させた肉を網に並べ、またはフックで吊るす。
  スモークウッドを焚いて、時々煙と温度をチェックする。
  40度くらいは雑菌の繁殖が懸念されるので、煙を絶やさず
  徐々に温度を上げていって、60度前後を維持・確認する。
  最後の15分は、チップを入れて、65〜70度にした。

 冷却  室内か冷蔵庫で冷ましてから、タッパー等に入れて
  冷蔵庫に。 半日後ぐらい置くと、風味が良く馴染む。
 
 
   定番  豚ばら肉 → ベーコン
 
   十分に冷める前に切ってみました
 
   豚ショルダー (カタ肉)
 
   良いショルダーは、ほんと美味いですよ
 
   豚ロース  ロースハム  900gだったかな
 
   しっかり温度を管理して、燻製後の加熱は無し
 
  上から  鶏ムネ肉 プロセスチーズ 豚ヒレ肉

   鶏肉は、皮なしムネ肉とササミが作りやすいです

   チーズは食べすぎカロリーに要注意

   豚ヒレ肉は、味付けも良く馴染み、柔らかいので
   これは美味いと思うのですが、色々と食べ慣れると
   お奨めは、モモ肉とカタ肉ですね。


  豚モモの写真を後日追加します。
 
   
  手作り燻製で 贅沢なオードブルの一皿を



  カロリーチェック  170g  320kcal

  薄くスライスすれば、さほどカロリーは多くないのだが・・・

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